カテゴリ:読書( 543 )

森下典子「日々是好日」(新潮文庫)

 昨日3時に起きたら、今日も3時に目が覚めてしまいました。
 眠れそうにないので兄にお借りしていたこの本を読みましたが、なんでこの本なんだろう。疑問に思いながら読み始めましたが、気が付くと最後まで読み終えていました。
 解説を書いている柳家小三治師匠もこの本に相当入れ込んでいらっしゃるようなので、どうやら兄もその伝なんだろうとは思いますが、まあなんと申しましょうか、思いがけない本を読ませていただきました。
 内容を表すキーワードは、やはり本の題名そのものでしょう。「お茶」は著者に毎日を楽しむヒントを与えてくれるものだったようです。
 ところでその題名。フリガナが「にちにちこれこうじつ」となっています。私は「ひびこれこうじつ」だとばかり思っていました。そういえば学生時代に通った代ゼミのスローガン「日々是決戦」も「ひびこれけっせん」と読んでいましたっけ。


【追記】 淡々とした話ですが、なんと映画化されるようです。10月13日全国公開!

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by oktohru | 2018-08-27 05:49 | 読書 | Comments(0)

クリフォード・ストール「カッコウはコンピュータに卵を産む(上・下)」(草思社)

 またしても兄にお借りした翻訳もの。原著は1989年刊。ずいぶん昔の話ですが、面白くて上下巻一気読みしてしまいました。
 著者は、ローレンス・バークレー研究所のコンピュータセンターに勤務することになった天文学者。ふとしたきっかけから、システムに侵入するハッカーの存在に気付き、何年にもわたるネットワーク上での追跡の末、摘発にこぎつけたというのがあらすじですが、他のネットワーク管理者や情報組織(FBIやらCIAやら)の担当者たちとの関わりが面白い。シェアハウスの友人たちとの生活も、80年代アメリカの若者気分を伝えているようです。
 それにしても、見事にこなれた訳文には恐れ入りました。


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by oktohru | 2018-08-20 23:17 | 読書 | Comments(0)

Q.B.B.「古本屋台」(集英社)

 うーん。なんでこんな本があるんだろう。ああ、兄にお借りしたんだっけ。(笑)
 仲間受けっぽいような感じの内容ですが、たとえ久住昌之原作とはいえ画が谷口ゴローでないところがイイのかな?
 私的にヒットしたキーワードを抜き出すと、こんな感じ。(これってネタばれ?!)

ギョラちゃん
オカザキ氏
坂田靖子
重松 清
電動アシスト
大島弓子


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by oktohru | 2018-08-01 23:55 | 読書 | Comments(0)

フランク・コンロイ「マンハッタン物語(上・下)」(講談社文庫)

 兄にお借りしましたが、私は翻訳物は苦手。読み切れるかどうか心配でしたが、杞憂でした。一気に、とはいきませんでしたが、わくわくしながら3日で読み終えました。竹尾さん、いかがですか?
 ストーリー紹介は兄に委せて()、私は別の事を。
 原題は"Body and soul"で、翻訳タイトルは「マンハッタン物語」。
 勝手ながら、私が邦題を付けるとしたら"Gifted"でしょうか。日本語じゃない。(笑)
 訳者あとがきに映画化の話が進行中とありますが、Blue-rayで売っているのは別の映画でした。
 
【追記】Giftedという映画がありました。




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by oktohru | 2018-07-26 22:00 | 読書 | Comments(0)

三浦しをん「お友だちからお願いします」(大和書房)

 兄にお借りした三浦しをん氏のエッセイ集。いままでは小説しか読んだことがありませんでしたが、エッセイもたくさん書いていらっしゃっていたのですね。
 とても楽しい。著者の日常の言葉が溢れていて、まるで対面してお話を聞いているみたいな感じ。もうお友だちになっちゃったみたいです。
 ところで「窒息恐怖症」に出て来る「えずく」という言葉、私はこれを読んで初めて知りました。ネットで調べたら、同じような人もいましたが、よく使われる言葉なのでしょうか?


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by oktohru | 2018-07-19 15:49 | 読書 | Comments(0)

三浦しをん「あの家に暮す四人の女」(中公文庫)

 兄にお借りした、来年TVドラマ化されるという作品。登場する女性四人の名前(佐知、鶴代、雪乃、多恵美)は、谷崎潤一郎作「細雪」の登場人物にちなんだもの。じつはこの作品、谷崎潤一郎の没後五〇年に際して委嘱された書き下ろし作品の一つらしいのですが、織田作之助賞受賞作とは、これいかに?(笑)
 楽しく読ませていただきました。ただ一つだけ気になったのは、「なんとも座りが悪いものだった。」(39頁)で、おそらくこれは「なんとも据わりが悪いものだった。」が正しいのではないでしょうか? 細か過ぎ?!

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by oktohru | 2018-07-10 23:23 | 読書 | Comments(0)

喜多喜久「化学探偵Mr.キュリー7」(中公文庫)

 8つの短篇からなる第7巻。さすがにこれだけ続くと、作者のやりたい放題になってきましたね。(笑)
 全体として、いつも活躍するワトソン役の七瀬さんの登場場面が少ないのが印象的でした。その分、従来のわき役が活躍していて面白い。
 とはいえ、猫柳課長の家庭での立場には涙を禁じ得ないところです。
 そして、みゅーたんの動作や状態の描写がむちゃくちゃすぎ。^_^;

化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫)
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by oktohru | 2018-06-18 23:11 | 読書 | Comments(0)

山川直人「月と珈琲、電信柱」(ビームコミックス)

 Amazonからのメールに教えられて最新刊を購入。これが最終巻とのことですが、このシリーズに最終巻があるとは思いませんでした。(笑)
 12の短篇とあとがき。
 父親と子供の「罪の味」が良かった。「なんだかお気の毒」で詩人尾形亀之助を知りました。さっそく青空文庫でいくつか読んでみましたが、う~ん。「彼女に会ったらよろしくと」は、ちょっぴり不思議な話で面白い。「さよならの手紙」は、シリーズ最終巻の本当のあとがきみたい。
 山川さん、これからはどんな作品を描くのでしょうね?それにしても、タイトルの意味がわかりません。


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by oktohru | 2018-05-26 22:59 | 読書 | Comments(0)

佐々木邦「心の歴史」(みすず書房)

 兄にお借りしましたが、この作家の作品を読むのは初めてでした。大学教授でありながらユーモア作家倶楽部を結成したという。すでに著作権が切れているので「青空文庫」にもいくつかの作品が収録されています。
 短篇2つ「芭蕉の蛙」「テーブル・スピーチ」と表題作である「心の歴史」。
 「心の歴史」が面白い。うっかりご本人の自伝だと勘違いしていましたが、創作のようですね。


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by oktohru | 2018-04-28 13:52 | 読書 | Comments(0)

野村三郎「ウィーン・フィルハーモニー その栄光と激動の日々」(中央公論社)

 ウエストミンスター・レーベルというと、私はクナッパーツブッシュとミュンヘンフィルのブルックナー交響曲第8番のCDを思い出します。このアメリカのレコード会社は、第2次大戦後の僅か十数年の間活動しましたが、同社が残したオリジナルテープは盗難によって紛失したと伝えられてきたそうです。本書はその発見によるCD化をきっかけに書かれた著者のエッセイが元になっています。ウィーンフィルの団員たちと付き合いの深い著者は、彼等から直接証言を聞くことが出来たそうです。特に興味深いのは、団員ワルター・バリリの第2次大戦中の日記。そう、弦楽四重奏団のバリリです!どうです、読みたいでしょう?(笑)


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by oktohru | 2018-04-24 23:23 | 読書 | Comments(0)