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キリがない?

 寝屋川市の小学校で、卒業生(17)による教師殺傷事件がおきました。
 こうした突発的な事件に対して、それを防ぐ手立てはあるのでしょうか? 私は「現状では無い」と思います。現在の学校の人員・予算規模を考えたら、到底困難であると判断せざるをえません。少なくとも専従の警備員を配置するとか、ガチガチのセキュリティーシステムを導入するとかしない限り、防ぎ得ないのではないでしょうか。そのためには莫大な経費が必要で、とうてい文科省が出すとは思えません。ですから現実は、学校の先生方と保護者の人的リソースだけで対応することになるでしょう。
 たとえば、保護者が常駐して警備員の役を担う事が考えられます。昼間対応できるのは、主にお母さん方となるでしょうから、複数人数が必要です。授業時間中の校舎への出入り口の数は最小限とし、そこに待機することになるでしょう。長い時間を学校で過ごせない方もいらっしゃるでしょうから、2交代制などにする必要もあるでしょう。
 しかし考えてみると、警備している保護者が被害にあうことだって考えられます。だったらこのやり方ではなにも問題解決になっていませんね。そう考えると、機械だよりのセキュリティーシステム以外に、誰も被害にあわないやり方なんて無いのかもしれません。
 それでは、文科省に莫大な支出を要求するのか。多分、これは現実的ではないでしょう。
 考えてみると、こうした凶行事件は、必ずしも頻発しているわけではありません。だからこそニュースになるのだとも言えますが。ですから予防するために莫大な費用を支出する事は、ほとんどの場合無駄に終るのかもしれません。だから放置しよう、というのではありませんが、学校と保護者が出来る範囲での対応で十分ではないかと思うのです。心配したらキリがありません。かといって放ってはおけません。そのバランスを考えた時、結局は学校と保護者による共同作業が、実効性のある現実的な対応ではないかと思います。
 みなさんは、どうお考えでしょうか?
by oktohru | 2005-02-16 00:29 | 日々の雑記 | Comments(0)


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