「戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。」
そこで制度に頼ろうとするが、自分自身を発見し(心を)救うには「正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。」と言い切る。 文中の「堕落」の定義が明らかでないので、私にはこれら言辞がピンときません。制度から逸脱しないと救われないということのようですが。 「青空文庫」収録
by oktohru
| 2006-04-26 12:01
| 読書
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