どうして私が表記のコンサートを聴きにサントリーホールへ行ったのか?(公式サイト) 札響のチェロ奏者が妻の大学時代のオケ仲間ということで、気を利かせたつもりでチケットを買ってあげたのですが、都合が悪くて行けないということで私が行く事になったのです。なんと申しましょうか。^_^; 演目は、モーツァルト作曲セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」、ベートーヴェン作曲ピアノ協奏曲第4番、休憩をはさんでブラームス作曲交響曲第2番。私好みのポピュラーな曲ばかり。指揮は首席指揮者のマティアス・バーメルト氏、ピアノ独奏は岡田奏(おかだ かな)さん。 一曲目のセレナータ・ノットゥルナ。「アイネ・クライネ・ハナトムジーク」の次に有名な曲でしょう。子供の頃に中央公論社「世界の名曲」に収録されていた録音を聴いていましたが、バーメルト氏の手にかかると、実に楽しい仕掛けが楽しめました。それは第3楽章。2丁の独奏ヴァイオリンとヴィオラ、コントラバス、そしてティンパニが、思う存分奏でるのです。まるで、それぞれの樂器にカデンツァがあるように。バーメルト氏の指揮振りも、とても伸びやかで楽しんでいるようでした。それにしても、即興ではないでしょうから、どなたかの編曲なのかな? 2曲目は、打って変わってベートーヴェン。^_^; ピアノ協奏曲第4番は、ピアノの静かな独奏で始まり、終始心地よい第1楽章。ところが第2楽章はちょっと苦手、というか不思議に暗く感じる曲です。それでも第3楽章になって息を吹き返すような。そういえば、ピアニストの岡田さんも北海道のご出身なんですね。盛大な拍手を受けてのソリストアンコール。私の知らない曲でしたが、軽やかでクリスタルのようなキレイな響きの曲で、最後の音の余韻が長~く続き、会場の皆さんが聞き入っていたような。 休憩後、いよいよメインディッシュの交響曲。やはりバーメイト氏は譜面台を置かずに指揮。そして素晴らしい熱演!しかし、フィナーレの余韻を味わう間もなく、ヴォー!!という叫び(多分ブラヴォー)をやられてしまいました。クッソー!!! アンコールは、再びモーツアルトのディベルティメント第1番から第1楽章(=東武東上線池袋駅の発車メロディ)。やはりバーメルト氏は、好き勝手な身振りで指揮、というか舞っていました。のびのびと演奏する弦楽奏者の皆さんはノリノリでしたが、その間の管楽器の皆さんの胸中やいかに!? いやぁ~、イイ演奏会でした。 演奏会終了後、エントランス前で係の人が北海道土産を配っていましたので、ひとつ頂きました(片栗粉「とろりんぱっ」)。
by oktohru
| 2019-01-31 00:45
| 音楽
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