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新日本フィルハーモニー交響楽団 #593トパーズ<トリフォニー・シリーズ>

 19時開演の表記コンサートに、海外出張中の兄に代わって聴きに行きました。(公式サイト
 オールリヒャルト・シュトラウスプログラム。前半が交響詩「ドン・ファン」(Op.20, TrV156)とオーボエ協奏曲(TrV292)。休憩後の後半が交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(Op.28, TrV171)と交響詩「死と変容」(Op.24, TrV158)。
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 それにしても、シュトラウスの作品には、作品番号のあるのと無いのがあるとはウィキペディアを読んで初めて知りました。作品(Opus)番号の無い作品には、Eich Hermann Mueller von Asowが作成したAV番号があるようですが、今日いただいた演奏会冊子にはTrV番号というのが書かれていました。調べてみるとこれは Franz Trennerという人がAsowの死後に出版したカタログ記載の番号のようです。しかしTrV番号は作品番号のある作品にも付けられているし、AV番号はなんと作曲年順になっていなかったりもするという。あ~、ややこしい。(笑)
 今日の演奏会の指揮は新日本フィル音楽監督の上岡敏之、オーボエ独奏は同団首席奏者古部賢一の両氏。
 私はシュトラウスの曲が特に好きなわけではありませんでしたが、今日のプログラムは最後までちゃんと聴き通せました。イイですね、シュトラウス。最後の「死と変容」なんて、いかにも暗いイメージのタイトルですが、演奏と共に次第次第に清らかな空気に身体が包まれていくような感覚に。指揮者の上岡氏も、曲が終わって5秒くらい両腕を広げたまま固まっていました。聴衆も拍手を我慢して凝乎と、、。

【追記】
 今日の演奏会で2018/2019シーズンが開幕。
 開演前のロビーで、モーツァルトのフルート四重奏曲のプチコンサートがありました。MCが「フルート四本で演奏すると勘違いする人がいます」と笑いをとっていました。
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 松葉杖を使って3階席に来られた方がおられました。トリフォニーホールは階段が多いので、大変な思いをして席に辿り着かれたようです。
 終演後、ロビーで北海道の災害支援募金を集めていました。今日は兄のおかげでタダで聴けたお返しに、寄付させていただきました。

by oktohru | 2018-09-14 23:24 | 音楽 | Comments(0)


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