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銀婚旅行日記

 新婚旅行から25年。妻の希望でイギリスへ銀婚旅行してきました。これは忘れっぽい自分のための覚え書きです。長いので、無理に読まなくてもいいですよ。(笑)

3月7日(1日目)
 朝5:45のエアポート快速で羽田空港へ。平日(月曜日)のせいか、車内は混んでいてしばらくの間ふたりとも座れなかった。
 無事に空港について(笑)、旅行会社の窓口で簡単な手続きの後、航空会社の窓口で搭乗券を発券してもらい荷物を預ける。二人で少し小ぶりのスーツケース1個。みずほ銀行窓口で二人のお小遣いをポンドに交換しておく。出国手続き前に、旅行会社の窓口前に、今回のツアー参加者が集合(ツアー客総勢32名および男性添乗員さん1名)。
 出国手続きを済ませ、いよいよブリティッシュ・エアウェイズBA8便9:45に搭乗。CAはほとんど英国人っぽいが、一人だけ小柄な日本人男性CAがいた。このCAは、サービスや言動から、あまり良いCAではなく見受けられた。
 ドリンクサービスの際に貰ったワインの小瓶2本のうち、1本だけ飲んで良い気分でうとうとする。およそ12時間のフライト中、ラトル指揮ベートヴェン交響曲全集の一部を聴き、映画「スターウォーズ『フォースの覚醒』」を観る。英語版なので、大雑把にしか理解できなかった。
 現地時間の同日午後1時半頃に、ロンドン・ヒースロウ空港着。着陸前、飛行機は何度か旋回して時間稼ぎをしていたような感じ。モニターにバッチリ表示されていました。(笑)銀婚旅行日記_c0026968_15553960.jpg バスでマンチェスター空港に近いホテルに移動。高速道路の脇にひろがるなだらかな丘には、羊が放牧されているのが見える。ホテル着が午後7時半の予定なので、バス乗車時に夕食のお弁当(サンドウィッチ、ポテチ、チョコバー、バナナ1本、ペットボトル入りの水)を配られた。
 クラウンプラザホテルの部屋には、サービスのペットボトル入りの水500mlが2本置かれていたので、翌日の観光時に持ち歩く。
 シャワーを浴び、弁当を食べて寝る。ワイン1本は、備え付けの冷蔵庫に入れておく。

3月8日(2日目)
 空港が近いため朝4時半から開いている(!)というホテルの食堂へ6時頃に行く。というのも、時差のせいか、ふたりとも明け方の3時頃には目覚めていたのだ(日本時間の正午頃)。ブッフェ方式の朝食。(後から考えると、このホテルの朝食が一番充実していた。)
 ホテルを8時15分に出発。
 今回のツアーでは小型のイヤホンガイドを渡されていて、観光中添乗員さんの解説が聞ける。とても便利。
 ハワース(Haworth)にあるブロンテ姉妹の父親が勤めていたパリッシュ教会の土産物店へ行く(笑)。銀婚旅行日記_c0026968_15135334.jpg隣接するBronte Parsonage Museumに希望者はどうぞと言われたが、入場料を払って入った人がいたのかどうか定かではない。
 近くにある無料の公衆便所で用を足してから、バスで湖水地方に向かう。ボウネス(Bowness)着。ウィンダミア湖遊覧の前に、近くにあるベアトリクス・ポター記念館に行く。徒歩5分以内。自由行動。土産物店の利用だけの人もいたが、私たちは入場料を払って、展示室の中へ入る。とくにピーターラビットが好きというわけではないが。土産物店で娘に頼まれていた小ぶりのティーポットを購入。遊覧船の桟橋に向かう途中、岸には人なれしたハクチョウがのんびりくつろいでいた。
 遊覧船内部は暖かかったが、2階の屋外席は意外と強い風が吹き付けて寒かった。添乗員さんは、この席から実況中継していた。銀婚旅行日記_c0026968_0144375.jpg 遊覧船をレイクサイドで降りると、バスで近くのレストランへ行き昼食。魚料理ということで、マスの料理が出ました。ここでイギリスのレストランにおける飲み物の注文方法を指導された。「ウエイターがテーブルで注文を取って、飲み物を持ってくる」のではなく、バーカウンターで個別に注文・清算するとのこと。妻と私はグレイビールを一杯。ところでこのお店の暖炉、マスの口だろうか?
 しばし自由行動の後、バスでマンチェスターのホテルに向かうが、途中のレストランで夕食。ホテルの部屋に帰って、夫婦で部屋呑み。飛行機で貰ったワインと、持ってきた角瓶。(笑)

3月9日(3日目)
 朝食を終え、8時10分に出発。今日は宿泊先の移動日なので荷物を全部持ってチェックアウト。
 世界遺産リバプール観光。ビートルズの町。最初にリバプール大聖堂へ。でかい。建物の形も、他の尖った大聖堂とは違ったものだ。その後、アルバートドック(Albert Dock)へ。昔の造船所らしい。ビートルズ関連の土産物店多数。しばし自由行動。
 バスでチェスターへ移動。途中、街道沿いのレストランで昼食にフィッシュアンドチップスを。その後、チェスター大聖堂を拝観し、徒歩で中心地にあるザ・ロウズと呼ばれる古い建築様式の建物と西門時計台(West gate clock)を見て回る。西門の上にいる妻を写真に撮る。見えますか?(笑)銀婚旅行日記_c0026968_15111763.jpg バスで世界遺産ポントカサルテ(Pontcysyllte)の水道橋へ移動。初めて聞く名前だが、ウィキペディアによると「水道橋は1805年に完成し、英国でもっとも長く、もっとも高い。」とのこと。強風の中、歩いてポントカサルテ水道橋を往復しました。あまりの強風に、手すりに抱きついて動けない方もいました。銀婚旅行日記_c0026968_153496.jpg 寒かったので、近くのコーヒースタンドでコーヒーを飲みましたが、少しぬるかった、、。
 バスで、ホテルのあるコベントリーに向かう。途中、大きなカフェに立ち寄ってフランス料理を夕食にいただく。美味しかった。ここではビールを飲みました。

3月10日(4日目)
 2軒目のチェイスホテルは、とても雰囲気があり歴史を感じさせるものでした。朝食は、従業員がサーブしてくれるプレートに盛り付けられたおかずと自分で取り放題(?)のフルーツと飲み物。まあまあです。銀婚旅行日記_c0026968_12361033.jpg 8時半にバスでストラッドフォードアポンエイボンへ向かう。シェークスピアの街。最初にホーリートリニティ教会に詣で、教会内にあるシェークスピア夫妻の埋葬場所を確認。バスで町の中心部に移動して、2時間の自由行動。ヘンレイストリートを行ったり来たり。シェークスピアの生家を見た。お隣にあるシャークスピアセンターは素通りした。近くに立っていた大道芸人さんにチップを渡して記念撮影。COSTAコーヒ店でトイレを借りる。ミルクコーヒー(Flat White)を飲む。バスへの集合時間を30分間違えた人のため、出発が遅れた。
 バスでシェークスピアの奥さん(アン・ハサウェイ)のコテージ(実家?)に向かう。かやぶき屋根が田舎らしいたたずまいを見せていた。中に入らず(またか!)、外からお庭を拝見。土産物店で買い物した後、お向かいのレストランで昼食(アフタヌーン・ティ)を楽しむ。スコーンとケーキ、そして紅茶。銀婚旅行日記_c0026968_1751739.jpg 食後、バスでコッツウォルズ地方観光に向かう。小ヴェニスと呼ばれる町バイベリーでバスを降り、川に沿って歩き、築400年という古い長屋(アーリントンロウArlington row)を見てバスに戻りました。次はバートン・オン・ザ・ウォーターに移動して、小川周辺の街を散策しました。
 この日は、宿泊先ホテルでディナー。バーカウンターと食堂が離れていて、非常に不便そうでした。私たちはお酒を飲みませんでしたが。


3月11日(5日目)
 今日は移動日。荷物をバスに積んで、コッツウォルズ地方観光の続き。昨日暖かかったせいか、霧が出ていた。
 朝8時に、バスでカッスルクームに向けて出発。昨日行った地域なので、なぜまた移動に2時間以上かけてまで行くのか疑問。ようやく着いたカッスルクームは、ただの田舎町。昔の静かな田舎町の佇まいを堪能できます。いわゆる観光地らしくないとも言えます。日差しが暖かい。地名のもととなったお城(マナーハウス)は、今ではホテルになっていて、勝手にはいれないとのこと。
 バスで世界遺産の街バース(伸ばすのか?)に向かう。町の名前はお風呂の起源らしい。
ローヤルクレッセントという壮大な長屋?に圧倒される。ジョン・ケージも部屋を持っているとか。
銀婚旅行日記_c0026968_15212467.jpg

バース寺院内部を観覧後、2時間の自由時間。ローマ浴場は、外から建物を見ただけ。ここでもCOSTAコーヒー。
 ロンドンへ向かう途中のレストランで昼食。「コテージ・パイ」は、名前からは予想外のお料理。ミートソースのうえにマッシュポテトの塊を載せたような。(笑) 美味しかったです。
 ロンドン北部にあるラマダロンドンノースホテルに宿泊。

3月12日(6日目)
 3軒目のホテルの朝食はタイヘンだった。食事内容自体は、普通のイングリッシュブレックファースト(ハム、ソーセージ、卵焼き、焼きトマト、ジュースにヨーグルト)でしたが、宿泊客が多いせいか長い列に並ばなくてはいけません。たまたま日本人学生グループと中国人ツアー客が一緒だったためのようです。
 なんとか朝食をとり、7時45分にロンドン市内観光へ向かう。途中ツアーガイドの女性を拾って、最初にバッキンガム宮殿前の広場を散策。銀婚旅行日記_c0026968_15372942.jpg バスで移動してウエストミンスター寺院を参観し、その足で国会議事堂の周りを散策。最後に大英博物館へ入館。広い!入館料は無料ですが、各所に寄付金を入れる透明な箱が置かれていました。
 バスで移動して中華街のレストランで中華料理を堪能。美味しかった。
 昼食後、ピカデリーサーカスで解散して、夜7時まで自由行動(オプショナルツアーに「ウィンザー城観光」が設定されていましたが、高かったのでパス)。
 奥さんと徒歩でナショナルギャラリーへ行く。それから徒歩で百貨店ハロッズに向かう。銀婚旅行日記_c0026968_1747936.jpgかなり距離があり、私は慣れていて平気ですが、奥さんには迷惑な行程でした(調べたら地下鉄3駅目)。奥さんとしては、ハロッズ内部のディスプレーを見ていけばな展の参考にしたいと考えていたようですが、意外なことにそのような余分な装飾は全くありませんでした!(インテリア売り場のみ、わずかな飾りが置かれていましたが。)
1階の食品売り場で、お土産を購入。近くのハイドパークの端を通り抜けつつ、ピカデリーサーカスに戻りました。集合時間まで1時間近くあったので、ステキなカフェに入ってのんびりしました。奥さんはアフタヌーンティーセット(13ポンド)を、私はストロベリーケーキにコーヒー(9ポンドくらい)。
 夕食は、ピカデリーサーカスにほど近い路地裏のレストランでイタリアン。美味しかった。
バスでホテルに戻り、明日の帰国フライトに向けて荷物のパッキング。

3月13日(7日目)
 朝7時15分にチェックアウトということで、食堂開始前の6時に各自弁当を受け取り部屋でいただく。予想に反してサンドウィッチではなく、パウンドケーキみたいなものでした。
 ヒースロー空港から、再びブリティッシュエアーBA-7で10時45分に飛び立つ。

3月14日(8日目)
 朝7時半に羽田空港到着。家に着いたのは11時頃だったか。小雨が降っていた。

 「イギリスの食事は不味い」と言われますが、ホテルの食事や今回入ったレストランのお料理は、それほど不味いことありませんでした。唯一、魚料理の味付けが少し薄いかな?と感じたくらいでしょうか。
 空港や宿泊先ホテルには無料WiFiがあって、ネット閲覧やメールの送受信ができました。移動中は、通信費を心配して我慢しました。
 とても良い添乗員さんが同行してくださったので、なんの不安やトラブルもなく旅行を楽しめました。Thanks, Tanno san!

 今回参加した阪急交通社の全食事付きイギリス8日間ツアーは、4月から内容が改定されていて、なんと私たちが門の前まで行って入れなかったマナーハウスホテルに宿泊となっています!価格も10万円近く上がっていますが、おそらくそれは時期的なものでしょう。3月はシーズンオフだから安かった!(^o^;
by oktohru | 2016-03-19 14:49 | 日々の雑記 | Comments(0)


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