上林暁という作家を知っている人は多いだろうか。きっと少ない。その名前を正確に読める人は多いだろうか。きっと少ない。その小説を読んだ人は多いだろうか。きっともっと少ないに違いない。私を含めて。
兄は、私がお貸しした荻原魚雷氏の「書生の処世」を読んでこの本を購入したそうですが、おかげで私も読むことが出来ました。 氏の作品のうち、本書に収められている随筆のひとつはすでに読んでいましたし、その随筆が収録されている氏の全集の1巻だけを、実は私は持っています。その随筆「なつかしき本」の中に、「水野仙子集」と素木しづ「青白き夢」が取り上げられているからです。これら両者を読んで、その感想を残している昭和の作家を、私は他に知りません。その意味で、カンバヤシアカツキ氏は、私の好きな作家なのです。 故郷の本箱―上林曉傑作随筆集
by oktohru
| 2015-09-13 23:22
| 読書
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