完結したら買おうと思っていて、うっかり忘れていましたが、すでに昨年に完結していたようです。かの手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作「ニュクスの角灯(ランタン)」の前日譚にあたります。
この本の装丁もキレイ。
作者は天草のご出身で、本作では隠れキリシタンが大きなテーマになっています。標題にある「扇島」は出島のこと。長崎丸山遊郭の女郎・咲ノ介の禿(かむろ)として、出島のオランダ商人邸に住み込みで働く「たまを」が主人公。「ニュクスの角灯」で活躍する岩爺が隠れキリシタンとして苦悩する姿がくりかえし描かれている一方、岩爺の養子百年(ももとし)は、たまきとは顔を合せない。たしかに「ニュクスの角灯」で「たま」が登場した際に、初対面として描かれていますね(確認しました)。 各話の間に挿入されている「(出島の)唐繰箱」で、様々な資料を丹念に調査なさっていることが分かる。ご実家にある古文書の紹介もあります。 最終話後半のみカラー印刷ですが、雑誌掲載時はどうだったのでしょうか?う~ん、気になる。^_^; 本作の一部は、ネットで公開されています(トーチWEB)。 2024年春には「薔薇が咲くとき」が刊行予定とか。覚えておこう。^_^ #
by oktohru
| 2023-12-19 23:01
| 読書
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記念すべき第2000回定期演奏会を、竹尾さんと一緒に聴きに行きました。1回券民の私たちは、N響会員の兄にお願いしてチケットを手に入れることが出来ました。
私にとって「一千人の交響曲」は、昨日初めて通して聴いただけの馴染の無い曲なので寝落ちしないか心配でした。それを防ぐためコンサート冊子に掲載されている歌詞(ラテン語とドイツ語)を目で追うことにしましたが、これが意外と難しくて、途中で迷子になってしまいました。 第1楽章は出だしから合唱が迫力満点。楽章の終結部がビシッと決まって、鳥肌が立ちました。第2楽章以降は、時々意識を失いかけながらもなんとか聴いていましたが、最後には頭が痛くなってきました。たいへんな熱演だったとは思いますが、私には向いていない曲なのでしょうか。(やっぱり「復活」の方が、、。^_^;) 終演後、満場の拍手を浴びる演奏者のみなさん。 #
by oktohru
| 2023-12-16 23:10
| 音楽
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兄からお借りしたpanpanya最新刊。16の短篇マンガ集。
どれも突拍子もないアイデアで描かれた作品で驚きます。総合ホームセキュリティ「スーパーハウス」なんて、防犯・防災機能だけでなく戦闘能力もある! 表題作「商店街のあゆみ」って、ほんとうに商店街が歩んでいくのだ!^o^; #
by oktohru
| 2023-12-12 18:20
| 読書
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ファンタジー第2弾!
みなさんご存じでしょうか。いつ頃の事でしたか、この作品はずいぶん流行りましたよね。当時からへそ曲がりだった私は、そうした世間の流れに逆らって読みませんでしたっけ。ヘンなやつ。(笑) モモという名の女の子が主人公の物語ですが、原題は"Momo oder Die seltsame Geschichte von den Zeit-Dieben und von dem Kind, das den Menschen die gestohlene Zeit zurückbrachte"という大変長いもの。いかにもドイツらしい。^_^ #
by oktohru
| 2023-12-09 22:30
| 読書
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図書館にありました!(笑) ショートショート集。なかなか面白い趣向の本です。今年32歳の著者にとって、本書は初の単著とのこと。 「送られた画像で『ない本』をつくります。」ということで、28枚の写真と、それをアレンジして作った表紙の本に収録されている4,5ページの短篇28篇が収録されています。SFっぽいのあり、探偵ものあり、ホラーあり、甘酸っぱい初恋ものあり。いくつか面白いタイトルを列挙すると、 「傾いた惑星」「猫に餌を与えないで下さい。」「七人のやさしい目撃者」「にゅうぎゅうひゃくとう、ひとひとり。」「完全無欠ダイエット」「7倍梅干し弁当定価五百七十円」「空腹連峰」「理想花嫁」、、。 とても読みやすかった。 #
by oktohru
| 2023-12-01 22:19
| 読書
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