東野圭吾「むかし僕が死んだ家」(講談社文庫)

 これも兄にお借りした本。
 著者は私より一つ年上の有名な作家ですが、私自身はあまり作品を読んだことがありません。もしかしたら本作が初めてかも。
 面白くて、勤務先との往復の電車中で読み終えました。推理というか謎解きの過程を楽しませてくれる作品でした。場面が少ないので、舞台劇になりそうな。


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# by oktohru | 2017-04-11 21:48 | 読書 | Comments(0)

マンジット・クマール「量子革命」(新潮文庫)

 兄にお借りして読みました。ずいぶん分厚くて(解説を入れて697ページ)ビビリましたが、面白く読み終えました。
 大学2年の物理化学Bのイントロで、いわゆる「前期量子論」を話しますが、この本の主要な内容も、そのあたりのことが中心。なので、なんとなく知っている話の歴史的な意味、というか事情が良く分かりました。終盤に出てくるベルの定理以降の話は、私にとっても初めて聞く話で興味深かったです。
 1つだけ、609ページに誤植を発見しました。


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# by oktohru | 2017-04-07 21:59 | 読書 | Comments(0)

東京楽友協会交響楽団 第102回定期演奏会

 竹尾さんに誘われて聴いてきましたが、とても素晴らしい演奏会!今までに聴いた市民オーケストラの中でも1、2を争う上手な楽団でした。常任指揮者は置かないようで、今回の指揮は田部井剛氏。奇遇にも、前回のルスコアール管弦楽団を指揮した方でした。会場は、すみだトリフォニーホールで、開演は午後1時半。
 1961年創設のこの楽団(公式サイト)。そもそもはバッハ等の宗教曲を目的に創設された東京楽友協会合唱団に併設のオーケストラだったそうです。合唱団が無くなった後も、オーケストラは活動を続け、すでに半世紀を超える歴史のある楽団となりましたが、ステージ上のメンバーを見ると若い方も多く見受けられました。
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 今回の演目は、ボロディン作曲・歌劇「イーゴリ公」序曲、ヤナーチェック作曲・狂詩曲「タラス・ブーリバ」、ショスタコーヴィッチ作曲・交響曲第10番。どれも私にはあまりなじみのない曲ですが、日曜日の午後を過ごすには絶好のコンサートでした。あ~、本当に良かった。音の洪水! (^o^)

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# by oktohru | 2017-04-02 17:49 | 音楽 | Comments(0)

藤井太洋「オービタル・クラウド」(上・下)ハヤカワ文庫JA

 兄にお借りして、めずらしくSFを読みました。日本SF大賞受賞作とのこと。とても面白いので、上下2冊を2日で読みきりました。
 解説の人も書いていますが、とても壮大なスケールの話です。本作で登場するスペーステザーというと、実際に昨年行われたこうのとり6号によるテザーを使ったスペースデブリ対策実験は上手くいきませんでしたっけ。


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# by oktohru | 2017-03-19 22:49 | 読書 | Comments(0)

ボヘミアンフィルハーモニック第1回コンサート

 調布市グリーンホール大ホールで行われた演奏会へ行ってきました。首都近郊にある大学の現役生および卒業生(83名)で構成されているオーケストラで、今回が初めての演奏会とのこと(公式サイト、団長:平田明寛氏)。指揮は松本宗利音氏。いただいたパンフのデザインがステキです。
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 今日の演目は、ドヴォルザークの交響曲第7番と第8番の2曲。いきなり交響曲2つとは、思い切った選曲ですね!
 交響曲第7番は、一昨年の年末に秀三さんの影響で聴いて好きになった曲。最初は普通の演奏でしたが、楽章が進むにしたがってオーケストラの調子が上がってくるのがわかりました。最終楽章は大いに盛り上がりました。第8番も良かったです。どちらの曲でも、終演後に聴衆から盛大な拍手とブラボーの声がかけられました。
 ボヘミアンフィルの演奏を聴いて、きちっとまとまったオーケストラだなという印象でした。せっかく人数も多いのですから、地響きするような大きな音が出るようになってもらいところです。
 指揮者の松本氏、先週のヨコハマベイフィルとの第9番に続いて第7番と第8番を指揮したわけで、録音しておけばドヴォルザーク後期交響曲集になりましたね。(^_^)

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# by oktohru | 2017-03-18 20:28 | 音楽 | Comments(0)

ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

 久しぶりに兄にお借りした本を読みました。
 シリーズ最新作であり、本編の完結編。それにしてもシェークスピアのファーストフォリオとは、栞子さんには敵いません。

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# by oktohru | 2017-03-11 21:28 | 読書 | Comments(0)

ヨコハマベイフィルハーモニー 第3回定期演奏会

 生れて初めて下車したJR桜木町駅から徒歩7分。紅葉坂を上った右手に、今日のコンサート会場である神奈川県立音楽堂がありました。同じ敷地内に青少年センターと図書館、そして広い駐車場があります。
 今日の演目は、シベリウスの交響詩「フィンランディア」と「カレリア」組曲、休憩をはさんでドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。指揮はベイフィル創立以来の常任指揮者松本宗利音氏。昨年の暮れのウインターコンサートで素晴らしい第九を聴かせてくれたので、今日の演奏会も期待していました(公式サイト)。
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 前半はシベリウス。「フィンランディア」は、ウインターコンサートでも披露していたので準備バッチリだったのでしょう、大きな音で鳴っていました。この後ヴァイオリンメンバーの一部入れ替えがあって、次は今まで私が聴いたことのない「カレリア」組曲。この曲は3つの小曲から成っていて、そのうちの第3曲「行進曲風に」は颯爽とした曲で、この曲だけ聞き覚えがありました。
 休憩後の「新世界より」。第1楽章だけウインターコンサートで披露されていましたが、あれから3か月の練習の成果でしょう。この曲の演奏も素晴らしかったです。特に第2楽章が良かった。オーケストラの各パートがしっかりと役割を果たしていました。ゆったりとした「家路」のメロディーのオーボエがとてもきれいな音。第3楽章が終わって、すぐに第4楽章がスタート。指揮者の身振りにも気合が入っていましたね。最後の音が止んで、間髪を置かずに大きなブラボーの声が客席から飛びました。まさに熱演でした。金管楽器が活躍するこの楽章は、誰もが聞きなじんでいるポピュラーな曲だけに、オーケストラの力量がはっきりと表れてしまいます。ベイフィルの演奏でも時折細かいミスは聴かれますが、なんとなくそれを打ち消す勢いがあります。若いメンバーが多いからでしょうか。2014年の第1回定期演奏会の時から考えると、オーケストラの技術向上にはびっくりします。もちろんそうなるためには、オーケストラメンバー一人一人の努力と指揮者松本氏の指導があったのでしょう。
 ところで、今日の会場に隣接する掃部山公園(かもんやまこうえん)には立ち寄りませんでした。昭和29(1954)年に横浜開港100年を記念して再建立された井伊直弼の銅像があったのですね。あらかじめ調べておけば良かった、、。
 それにしても講義の準備が無いと、週末を過ごす気分がなんと楽なことか。(^_^)

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# by oktohru | 2017-03-11 21:00 | 音楽 | Comments(0)

7th Orchestra MOTIF Regular Concert

 オーケストラモチーフ(常任指揮者:松本宗利音)による新代表(山上誠史)の下で2回目の定期演奏会。会場は前回と同じ台東区ミレニアムホール。プログラムは、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲と交響曲第35番「ハフナー」、休憩をはさんでベートーヴェン交響曲第4番という、いずれも私にとって馴染みの曲。特に「ハフナー」は元祖シューリヒトの十八番でもあり、松本宗利音氏の「ハフナー」に興味津々だった。
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 3曲とも早いなあというのが全体の印象。早くても演奏は雑にはなるわけでなく、音の強弱にメリハリがあって聴いていてとても心地よい。なによりこのオーケストラは、メンバー全員が真剣に演奏しているのがこちらに強く伝わってくる。不思議なもので、プロ・アマを問わずどのオーケストラでも、メンバーは真剣に演奏しているに決まっているのだが、このオーケストラの演奏では特にそう感じるのだ。新体制になった前回の定期演奏会から、それがよけいに強い気がする。
 今日の演奏、私の満足度は、「ハフナー」≧「フィガロ」>「4番」の順。順位を書いたが全部熱演なので、チケットの3千円は妥当だと思う。それにしても、前方の客席がほとんど空席でオーケストラと自分の間を遮るものがないため、あたかも自分のためにオーケストラが演奏してくれているかのような錯覚に陥ってしまうのは、聴く私にとっては演奏の鑑賞に没頭できるという利点であるものの、オーケストラにとって好いことなのかというと、、。(笑)
 ひとつ不満に感じたのは、緩楽章も割合あっさり進行してしまうところ。少し緩急のメリハリも欲しいかな。元祖シューリヒトはそういう合間に木管楽器を浮き上がらせたりしていました。
 空席が目立つことについて考えてみると、代表が慶大生の日置氏の頃はオーケストラに慶應メンバーが加わっていたので、コンサートはその家族や友人で賑わっていましたのでしょうね。藝大生だけでは苦しいのか。とはいえ前回よりは聴衆の数は増えていました。次回、ホールが満席になることを夢見たいと思います。絶対に、聴いて後悔しませんから!
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# by oktohru | 2017-03-04 00:21 | 音楽 | Comments(0)

酒井邦嘉「脳を創る読書」じっぴコンパクト文庫(実業之日本社)

 著者は物理学科出身の脳科学者。
 脳を創るというと大げさに聞こえますが、物理や数学の問題を解くのに限らず、人の話や文章の意味を正しく理解するためにも、想像力を働かせる必要があり、そうした「わかる」能力を育むためにはどうしたらよいのか。「読書を通して想像力を培うことができれば、言語能力も同時に鍛えられる。すると、言語能力に裏打ちされた思考力が確かなものになる。」(142頁)とありますが、電子書籍や電子教科書も使い方の工夫次第だとありますので、結局しごく妥当なところで落ち着いているような。(笑)

 話の本筋から外れますが、英語の筆記体を中学校で教えなくなったという話。著者は筆記能力の退行であると指摘しています。じつは長男が中学校に入学した時、学校で英語の筆記体を習っていないというので、得意がって息子に教えたら、あまり上手くない筆記体で答案に記入したせいか減点されたとか。もっと鍛えるべきだったのか、、。(苦笑)


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# by oktohru | 2017-02-09 16:11 | 読書 | Comments(0)

水野仙子「嫁げるもの」(女子文壇 大正二年十二月号)

 青空文庫の工作員として活動していた頃は、もっとコンスタントに作業をしていましたが、今回は本当に久しぶりにテキスト入力をしました。1年半くらい前に国会図書館で複写した文献です。青空文庫にファイルを登録する場合、書式や記載事項などについて約束事があるのですが、最近の私はあまり手をかけられないので、自分のサイトに掲載するだけのお気楽バージョンです。原本は総ルビなのですが、難しい言葉以外はルビを振りませんでした。よろしければお読みください。

【追記】以前、石井由美子さんにコピーをいただいていた「師の君を思ふ」も、あわせて掲載いたしました。申し訳ないことに、すっかり忘れていました。m(_ _;)m



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# by oktohru | 2017-02-04 13:07 | 読書 | Comments(0)