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大井三重子「水曜日のクルト」(偕成社文庫)

 兄にお借りした本は、珍しく童話。知らない名前の著者。不思議なタイトル。
 童話だけに、不思議な話が6篇。一番気に入ったのは「ある水たまりの一生」ですが、表題作もステキ。
 それにしても、作者は江戸川乱歩賞を受賞したミステリー作家、仁木悦子氏だとはびっくり。「血の色の雲」は、著者ご自身の話っぽかったです。

新版 水曜日のクルト (偕成社文庫)


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by oktohru | 2016-10-21 00:05 | 読書 | Comments(0)

黒田龍之助「ポケットに外国語を」(ちくま文庫)

 私には、外国語にあこがれているところがありました。
 小学生の頃は、NHK教育で放送されていた「セサミストリート」を観ていたし、中学生の頃はチャーリー・ブラウンたちのピーナッツブックを英語(+谷川俊太郎の訳)で読んでいました。大学受験では、これも経験とばかりに東京外語大の英米語学科を受験しました(見事に落ちましたけど)。
 兄にお借りして読みましたが、この本の著者は、ロシア語をはじめスロヴェニア語やリトアニア語など、私など聞いたこともないような多くの外国語を「楽しく」学んできたそうです(奥様もスロヴェニア語の専門家!)。今はフリーランスの語学教師だとか。私より5歳年下なんだあ。

ポケットに外国語を (ちくま文庫)
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by oktohru | 2016-10-14 22:42 | 読書 | Comments(0)

米寿の母

 私の母は、明日米寿を迎えます。おめでたい!
 祝日の今日、親子でお祝いをしようと、兄の発案で東京神田きくかわ本店で昼食をいただきました。兄の奢りで。(^o^)
 88歳で親子一緒に外食できるというのは、考えてみるとすごいことですね。また来年も来ようと話しました。

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by oktohru | 2016-10-10 22:10 | 日々の雑記 | Comments(0)

田中美穂「わたしの小さな古本屋」(ちくま文庫)

 20代で「蟲文庫」という古本屋を始めた女性が書かれた本で、最近文庫化されたようです。苔や亀の本も書いているとのこと。そういえば「ときめくコケ図鑑」は、書店で見かけた気がします。
 で古本屋。本好きの人間が一度は考える古本屋経営ですが(^_^;、たいてい妄想するだけで実際には出来ません。田中さんは21歳の時、ブラックな職場を辞めて古本屋を開業したそうです。手持ちの本を並べただけの。それから20年。少しだけ掲載されている写真を見ると、素敵な古本屋さんです。(「倉敷美観地区『てくてく』ブログ」
 本書は、「蟲文庫」の来歴も含めて、本や苔など田中さんが興味を持っている事柄についてのエッセイからなる本ですが、読んでいてとても静かな文章だと感じました。郷土の作家、木山捷平についても触れられています。

わたしの小さな古本屋 (ちくま文庫)
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by oktohru | 2016-10-08 21:00 | 読書 | Comments(0)

下村英世「Mr.Qの呆言録」

 85篇のエッセイから成る本書は、本屋さんでは手に入りません。
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 私が大学生の頃、天文学科の友人と天文ファンの同人誌「星明(ほしあかり)」を作りました。その時の会員のおひとりMr.Qの個人出版物です。私より25歳も年上の方ですが、天文雑誌に掲載されていた投稿文を拝見して入会をお誘いしました。以来「星明」の連載文の中でも人気があって、商業天文雑誌で「星明」が取り上げられると、紹介されるのは決まってエッセイ「Mr.Qから」でした。あれから30年以上がたち、これが最後とばかりにMr.Qから送られてきたのが本書です。ちなみに「星明」は6年間続いて、最後は第15号でした。
 Mr.Qにお会いしたのは、実は一度きりです。私が社会人になってから、九州の会員の方が上京するという時に声をおかけして、たしか池袋辺りで集まった記憶があります。
 本書を読ませていただいて、「星明」当時に感じたMr.Qの文章の味わいを思い出しました。巻頭の「初めに」には「関係のあった人々へのラストメッセージ」と書かれていますが、これだけしっかりとした字でエッセイが書けるうちは、まだまだお元気でいられるだろうと思います。続巻希望!
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by oktohru | 2016-10-02 15:01 | 読書 | Comments(0)