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北杜夫「どくとるマンボウ昆虫記」(新潮文庫)

 私にとって北杜夫という作家のイメージは、紆余曲折して妙な感じになっています。
 最初に読んだのは、中学の夏休みの宿題で「船乗りクプクプの冒険」。おそらく題名か表紙の絵かが子供っぽかったから選んだのだと思いますが、ちっとも中身を覚えていません。その時の記憶から、なんとなく子供向けの作家のようなイメージを持ってしまいました。
 次に読んだのは、なんと一昨年あたりだったか兄にお借りした「楡家の人々」。これは読みごたえがありました。そして、ちっとも子供向けではなかった。(笑) 「北杜夫って、こういうのを書くのか。」と初めて知りました。
 そして今回、ようやく「どくとるマンボウシリーズ」の一作にたどり着きました。最近、身近な昆虫にちょっかいをだしているので当然のことかもしれません。しかしさすがドクトル。詳しい詳しい。昆虫のことだけでなく、いくつか戦争前後の憶い出話も入っていて、最後まで飽きずに読み通せました。
 この本で初めて名前を知ったのが、ヨツコブツノゼミ。ツノゼミって、とんでもない姿をしているのですね。実際に見てみたいものです。

どくとるマンボウ昆虫記 (新潮文庫)
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by oktohru | 2015-09-24 23:16 | 読書 | Comments(0)

二ノ宮知子「87CLOCKERS」(集英社)

 のだめの作者が何を描いているかと思えば、、PCのオーバークロックか!(^o^;
 いったい、どういう人が読むのだろう、、?

87CLOCKERS 7 (ヤングジャンプコミックス)

【9月23日追記】最新第7巻まで読みました。次巻が待ち遠しい!(^o^)
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by oktohru | 2015-09-22 00:33 | 読書 | Comments(0)

「okatakeの日記」閉鎖!

 古本ライター岡崎武志さんのブログが閉鎖されるとのこと。う~、残念。今までずっと読ませていただいていたのに。今後FBで情報や近況の発信をなさるとのことですが、どうやったら友達申請できるのか?基本情報の表示はできるのですが、、。
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by oktohru | 2015-09-17 22:30 | 日々の雑記 | Comments(0)

ボロディン「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」

 恥ずかしながら、私には映像芸術に感興を催す才能が欠落しているのではないかと、ずっとクヨクヨしていたのですが、この歌劇のビデオを観て、私でも感動出来ることがわかりました。音楽とダンスの動きの両方を十分満足して楽しむことが出来たのです。
 ありがとうっ!

【追記】 振付師の技量も大きいと思われます。
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by oktohru | 2015-09-13 23:36 | 音楽 | Comments(0)

上林暁 傑作随筆集「故郷の本箱」(夏葉社)

 上林暁という作家を知っている人は多いだろうか。きっと少ない。その名前を正確に読める人は多いだろうか。きっと少ない。その小説を読んだ人は多いだろうか。きっともっと少ないに違いない。私を含めて。
 兄は、私がお貸しした荻原魚雷氏の「書生の処世」を読んでこの本を購入したそうですが、おかげで私も読むことが出来ました。
 氏の作品のうち、本書に収められている随筆のひとつはすでに読んでいましたし、その随筆が収録されている氏の全集の1巻だけを、実は私は持っています。その随筆「なつかしき本」の中に、「水野仙子集」と素木しづ「青白き夢」が取り上げられているからです。これら両者を読んで、その感想を残している昭和の作家を、私は他に知りません。その意味で、カンバヤシアカツキ氏は、私の好きな作家なのです。

故郷の本箱―上林曉傑作随筆集
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by oktohru | 2015-09-13 23:22 | 読書 | Comments(0)

「文章世界」大正七年二月號

 買ってしまった、「文章世界」大正七年二月號。
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 表紙は、かなりくすんでいますが、まあ100年近く前の雑誌なので、残っていてくれただけでも感謝しなくてはいけないのかもしれません。
 この號には、私の好きな水野仙子「嘘をつく日」が掲載されているのです。どうしても初出誌で読みたくて手に入れたのですが、まあなんというもの好きなのでしょう。(笑)
 目次を見ると、仙子の友人の山田(後の今井)邦子「蘭の花」や生田花世「ほそのを」、仙子の師である田山花袋「松島日記」も掲載されていました。有名な島崎藤村「桜の實の熟する時」(後篇)は、「嘘をつく日」の次に掲載されていて、なんかうれしい。
 青空文庫収蔵の「嘘をつく日」は筑摩書房の「現代日本文學全集 85 大正小説集」を底本にしているのですが、さすが「文章世界」は総ルビ。繰り返し記号(/\)を使っているのと、細かい表記の違い(「あなた」が「貴女」にとか)が目につきました。期待していた挿画などは無くて、ちょっと残念でした。
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by oktohru | 2015-09-12 00:14 | 読書 | Comments(0)

赤城毅「書物紗幕」(講談社ノベルズ)

  書物狩人シリーズ最終巻。こういう終わり方だと、著者がまた書きたくなったら復活できますね(ホームズみたいに)。
 著者あとがきに、ヨーロッパ留学中のエピソードとして、ウィーンの「蚤の市」で横溝正史の文庫本を手に入れた話がありましたが、本作のプロットは横溝っぽい気がしました。

書物紗幕 (講談社ノベルス)
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by oktohru | 2015-09-07 23:00 | 読書 | Comments(0)

赤城毅「書物奏鳴」(講談社ノベルス)

 今回は4つの話からなる短編集。昆虫好きとしては第1話が興味深かったですが、ちょっとなあ。
 いよいよ、残り1冊になりました。

書物奏鳴 (講談社ノベルス)
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by oktohru | 2015-09-04 22:43 | 読書 | Comments(0)

赤城毅「書物審問」(講談社ノベルズ)

 もう何作目だったか、兄に借りたシリーズにはまっています。
 この作品は、短編集ではありませんでした。そして十分楽しめました!よくもまあ、スケールの大きな話を考えつくものですね。
 とはいえ、書物狩人の説明文にマンネリを感じてしまうのも事実ですが。

書物審問 (講談社ノベルス)
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by oktohru | 2015-09-03 00:26 | 読書 | Comments(0)

室内楽シリーズXII #95 管楽+弦楽の愉しみ

 雨は午前中に止んで、午後は久し振りに青空が広がりました。夕方、少し早めに勤務を終えて、兄に代わって新日本フィルハーモニー交響楽団 室内楽シリーズXIIを聴きに、すみだトリフォニーホール(小ホール)へ向かいました。シリーズXIIは楽団員プロデューサー編ということで、第1回目の今回はチェリストの川上徹氏がご担当。
 開場時間のすぐ後に到着して、とりあえずコーヒーで一服ついていると、今回出番のないはずのヴァイオリンの篠原氏を見かけました。演奏会終了後のワンコイン・パーティーにご登場とのこと。
 今日のプログラムは、ドヴォルジャーク(最近はこう書くのか)の「弦楽四重奏のための『糸杉』」から4曲、アントン・ライヒャ作曲「ファゴット五重奏曲」、そして休憩後にラヴェル作曲「弦楽四重奏曲 ヘ長調」。ぜんぶ初めて聴く曲なので、楽しみでもあり不安でもあり、、。
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 7時15分開演ですが、例によって7時からプレトーク。人前で話すのは苦手とおっしゃる川上氏でしたが、どうしてどうして、15分のリミット近くまでお話しくださいました。プロデュースといっても、川上氏が選曲したのはラヴェルだけだったとか。
 さあ、演奏が始まった。ドヴォルジャークの1曲目、演奏者のみなさん調子が出ないのか、いきなり妙な音を出されたように聴こえました。ハラハラして、眠気が吹っ飛びました。
 2曲目の作曲者アントン・ライヒャって、川上氏の話ではベートーヴェンと同い年で、オーケストラでは同僚だったとか?ベートーヴェンがオーケストラでヴィオラを弾いていたとは知りませんでした。ファゴット五重奏曲の方はというと、うっかり意識を失ってしまい、ほとんど印象に残りませんでした。私のバカ!
 15分の休憩でようやく意識を取り戻すと、後半のラヴェルに集中しました。ラヴェルは好きな作曲家ですが、やはり初めて聴く曲は、印象に残りにくい。それでも演奏者のみなさんも調子が出てきたのか、なかなかの熱演。盛大な拍手を受けて、アンコールに第2楽章をもういちど演奏してくれました。すると、今度は素晴らしい曲に聴こえるではありませんか!
 終演は9時5分。
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by oktohru | 2015-09-03 00:07 | 音楽 | Comments(0)