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色 舞 奏 ―感動の創造―

 東京藝術大学のArts & Science LAB.竣工記念フェスティバルが、ベルリンフィル・シャルーン・アンサンブルを招いて行われました。幸運にもチケットをゲットした友人の竹尾さんに誘っていただき、金曜日に行われたオープニングコンサートを楽しんでまいりました。
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 当日のプログラムは、和太鼓奏者の林英哲氏とのコラボレーションで、林英哲:「三つ舞」と松下功:和太鼓協奏曲第1番「飛天遊」、同第2番「天地饗應」の3曲。
 和太鼓との共演なんてアリ?と思いますが、実は2002年に四万十川国際音楽祭で共演しているので、久しぶりの共演というのが正しいようです。そしてその前、1994年のベルリン芸術祭では、和太鼓協奏曲第1番の初演を果たしていたそうです。
 この日の演奏では、プログラムにある和太鼓協奏曲の作曲家で、東京藝術大学副学長でもある松下功氏が指揮者を務めました。ということは、当夜の演奏は、作曲家公認の正統な演奏ということになるのでしょうか?そういえば第1曲目の「三つ舞」も、作曲者による演奏でした。(笑)
 「三つ舞」は、林英哲氏とお仲間の二人(田代誠・辻祐)との共演で、和太鼓のダイナミックな音響を聴かせてくれました。
 和太鼓協奏曲の2曲は、どちらも曲の半ばに和太鼓の独奏部分(カデンツァ)があり、その間、和太鼓だけが照明を受けていて、アンサンブルが入るところから、再び全体が照明を受けるような演出がされていました。また照明自体も、絵模様の入っているものでした。
 和太鼓と管弦楽アンサンブルの共演で奏でられる、原初太古の世界をイメージさせる音のリズムに、自然とストラヴィンスキーの「春の祭典」を想い起しました。また協奏曲第2番では、「不動明王」の真言のリズムが基礎となって、アンサンブル全体をまとめ上げ盛り上げる役を担っているとのことでした。
 聴く機会の少ない和太鼓の演奏を、堪能することが出来ました。竹尾さん、ありがとうございました。
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by oktohru | 2015-05-31 18:09 | 音楽 | Comments(0)

ルリタテハ(Blue admiral)の羽化

 とうとう今朝、2週間近くサナギでいたルリタテハが羽化しました(蛹化は5月12日)。
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 おそらく早朝に羽化したのか、朝8時に見たときには、すでに蝶の姿でサナギ(抜け殻)に止まっていました。厄介なことに、サナギは飼育ケースのふたにぶら下がっていたので、ふたを外すと、そのまま飛び去ってしまうかもしれません。かといって、このままでは写真も撮りにくい。思い切って飼育箱のふたを外したところ、幸いそのまま抜け殻の上に止まってじっとしていてくれました。翅全体を小刻みにブルブル震わせていました。とにかく記録に残そうとi-Phoneでビデオを撮りはじめたところ、近くでうろついていたネギマ君の声がトリガーとなったのか、ルリタテハはふたの上を歩き始めて、翅を何度か広げると、空へ飛び去ってゆきました(ビデオはフェイスブックに載せてあります。タイムバー横の"HD"をクリックすると、よりクリア動画になります)。
 思えば、3頭の幼虫を飼育ケースに入れていましたが、うち1頭は寄生バチ(タテハサムライコマユバチの場合が多いそうです)にやられていて、終齢幼虫の身体から小さな幼虫がたくさん出てきたのを見たときには、それこそ腰を抜かしそうでした。話には聞いていましたが、まさか実際に目をするとは!いやあ、これも自然。写真を載せようかと思いましたが、やはりやめます。(^_^;
 残る1頭のサナギは、今週末に羽化する予定です。たぶん。(笑)
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by oktohru | 2015-05-24 22:50 | 日々の雑記 | Comments(0)

ichida「漫画 日本霊異記」(メディアファクトリー新書)

 虚構新聞に4コマ漫画を連載している市田氏による「日本霊異記」に材をとったマンガ+原文。面白く読みました。
 この本の背表紙にある写真を見るまで、市田氏は女性だと思い込んでいました。なんとなく絵柄から。
 マンガの中で、法華経の冒頭にある「如是我聞」という句を「如是我間」とか「如是我問」などと誤記しているのが気になりました。
漫画・日本霊異記 (メディアファクトリー新書)
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by oktohru | 2015-05-16 12:09 | 読書 | Comments(0)

ルリタテハ【瑠璃立羽】(英名:blue admiral)

 以前、勤務先の敷地内で、黒地に水色の帯が入った翅のチョウを目にしてびっくりしました。そのチョウの名はルリタテハ。水色ではなく瑠璃色なのですね。名前からして美しいチョウですが、なんと我が家の庭に、その幼虫がいるではありませんか!
 実をいうと、この幼虫の容姿も、見る人の心に強い印象を残すものです。なんと全身トゲトゲなのです。私が日頃、名前のわからない芋虫や毛虫の名前を調べる際にお世話になっている幼虫図鑑のトップページを飾っているのが、このルリタテハの幼虫なのです。この憧れの幼虫に(笑)、ウチの庭で出会えるとは、なんとすばらしいことでしょうか。これというのも、2年ほど前から、サルトリイバラが生えてきていたおかげです。
 サルトリイバラという植物。硬い葉で、関西以南では柏餅を包むのに柏の葉の代わりに使われるそうです。そしてルリタテハは、このサルトリイバラやホトトギス、ユリといったユリ科植物の葉を食草としているのです。いったいどうしてうちの庭に生えてきたのかわかりませんが、そのおかげで今回ルリタテハの幼虫を迎えることが出来たというわけです。
 とにかく、この機会を逃すまいと、さっそくi-Phoneで写真を撮らせて貰いました。いや、実にチクチクする姿です。ところが実際は、刺したりしませんし毒もありません。護身用の装飾なのでしょうか。
 体の色や様子から、すでに終齢幼虫のようです。サナギになる前に見失わないために、3頭のうちの1頭を、プラスチックケースに入れて観察することにしました。昨年、ジャコウアゲハの羽化後の姿の撮影に成功した時と同じ作戦です。調べてみると、サナギになって1週間後に羽化するそうです。まずは、うまくサナギになってほしい所です。
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 日本名は、名が体を表していますが、英語名は"blue admiral"。青い提督??いったいどなたが付けた名前なのかわかりませんが、よほど感銘を受けたのでしょうね。ちなみにルリタテハが属するタテハチョウ科の英語名は"Brush-footed butterfly"で、学名は"Nymphalidae"。妖精(ニンフ)のことでしょうか?ルリタテハの学名"Kaniska canace"は、なんのことやら。(笑)
 一度目にしたら忘れることのできないルリタテハ。日本には広く分布していますが、アメリカ大陸やアフリカ、ヨーロッパには分布していないそうです。

【追記】ルリタテハの食草であるサルトリイバラと、サンキライという植物の関係も、面白い(ややこしい)ことになっていますね。興味のあるかたは、こちらへ。(^_^;

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by oktohru | 2015-05-06 21:34 | 日々の雑記 | Comments(0)