カテゴリ:音楽( 97 )

アーティストサポートプログラム・5周年スペシャルコンサート

 サントリーホールの小ホール、ブルーローズで催されたダイナーズクラブ主催の表記コンサートを聴いて来ました(公式サイト)。会員の竹尾さんにチケットを取って頂きましたが、残念ながら当人は来られず、友人の大熊さんと一緒に楽しみました。最高のコンサートでした。
 一時期流行った企業のメセナ活動のようですが、5周年記念ということは、流行りとは無関係なのかもしれません。東京藝大のアウトリーチ活動へのサポートをしているダイナーズクラブ、今どきとてもエライと思います。
 今日のコンサートは、東京藝大のOB・OG・在校生のトッププレーヤー達が演奏したわけですが、まず初めに、ナビゲーターの坂田康太郎さんが良かったです。聴衆の皆さんに、演奏者と曲目の紹介を、とてもコミカルになさっていました。さすがプロ!という感じで。ダイナーズクラブの方の挨拶も、一生懸命で好感が持てました
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 プログラム前半は、歌曲ありピアノ独奏ありの構成。私は普段、オペラコンサートには行かないので慣れていないのですが、武満徹の歌曲は自然な気持ちで聴くことが出来ました。歌われた大平倍大氏(テノール)も仰いましたが、オーケストラに書く曲と違って、歌曲はいかにも日本的叙情に満ちた音楽でした。続いて登場した小川栞奈(ソプラノ)によるオッフェンバック「生け垣に小鳥たちが」が、なんと楽しいこと!人形の動きをとりながら、抜けるような高音の歌声。背中がゾクッとするくらいでした。 リヒャルト・シュトラウスを歌った黒田祐貴氏(バリトン)も、やせ型なのに大きな声を聞かせてくれました。
 お次は、打って変わってピアノの独奏。ここまで、ずっとピアノ伴奏を務めていた前田拓郎氏によるショパンのエチュード「別れの曲」とバラード第1番。
 バリトンの黒田さんがソプラノの小川さんと一緒に歌い演じた「魔笛」のパパゲーナとパパゲーノの二重奏は、本当に楽しかったです。テノールとバリトンによるプッチーニ「ラ・ボエーム」からの二重唱も、大きく響く声が心地良かったです。
 休憩を挟んで、後半は器楽曲。それにしてもプロコフィエフの「2台のヴァイオリンのためのソナタ」。掴みにくい曲でした。サラサーテの「ナヴァラ」も、高音がとても多くて演奏者の高い技量がうかがえました。城戸かれんさんも岸本萌乃加さんも、キラキラの衣装で、声楽の方たちの単色のドレスと対照的でした。
 黒岩航紀氏のピアノは凄かった。リストのハンガリー狂詩曲第6番。小柄な身体で、どうやったらあんなに迫力のある音が出せるのでしょうね。
 トリは、上野耕平氏のサックスと黒田氏のピアノによる山中惇史作曲の「カルメン・ファンタジー for サクソフォン」でした。
 全員のカーテンコールの後、ナビゲーターに誘われて、最後の曲は前田・黒田両仕によるピアノソナタ。なんとガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」。楽しそうにピアノを弾く二人に、大きな拍手が挙がりました。実に楽しいコンサートでした。竹尾さん、ありがとうございました! 

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by oktohru | 2017-10-25 00:45 | 音楽 | Comments(0)

プロムナード・コンサート12

 冷たい小雨の中、東京藝術大学130周年記念のコンサートを、先日89歳になったばかりの母と聴きに行きました。開場20分前に着きましたが、すでに奏楽堂の入り口前には6、70人くらいの長い列ができていました。開場は定刻通り。友人の竹尾さんと一緒の時は、お気に入りの席に突進するのですが、今日は母と一緒にゆっくりと、それでも第2のお気に入り、コンミス正面・前から4列目に陣取りました。指揮者とコンミスを一緒に見られて楽しいのです。音も大きく聴こえますし。(笑)
 今日演奏する東京藝大シンフォニーオーケストラは、藝大2~4年生を主体に構成されているそうです。指揮は、藝大招聘教授で千葉響音楽監督の山下一史氏。がっしりとした体格の方でした。
 曲目は、ブラームス作曲の「大学祝典序曲」と「交響曲第2番」。130周年のお祝いにふさわしい曲ですね。どちらも好きな曲だし、母も飽きないでしょう。
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 「大学祝典序曲」というと、日頃ハンス・クナッパーツブッシュの録音に馴れ親しんでいますが、今日の演奏はスピーディー。それでも、低音のしっかりしたブラームスらしい響きが感じられました。ブラ2は、やはり何と言ってもシューリヒトなのですが、カール・ベームの熱い実況録音も忘れ難い。(笑)とはいえ、今日の演奏も良かったです。なんといっても弦楽器がすばらしかった!管楽器に負けない音量で、聴いているこちらの身体にまで響いてきました。家の音楽再生装置では決して味わえないこの感覚が、コンサートの醍醐味ですね。
 コンサートに満足して奏楽堂を出ると、ちょうどお昼の時間。どこで食べようか母と話していて、思いついて藝大の学食に入りました。なかなか学外の人間が入ろうとは思わない場所なので、きっと母は喜ぶだろうと考えたのです。案の定、とても嬉しそうでした。^_^
 高齢とはいえ母の足が丈夫なうちに、こうして一緒の時を過ごせるのは幸せなことです。
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by oktohru | 2017-10-17 23:53 | 音楽 | Comments(0)

高木竜馬ピアノ名曲アルバム”ウィーンからの風”

 地元八千代市で開催されたピアノソロコンサートを聴いてまいりました。演奏家は、千葉出身の高木竜馬氏(ぶらあぼの告知)。
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 会場は、ピアノ販売の島村楽器八千代店内のホール。ほぼ満員で80人くらい入ったでしょうか。
 プログラムは、とても行き届いた内容で、演奏も2時間たっぷり。ショパンの曲に力が入っていたので、ショパンコンクールを目指しているのだろうかと、友人の竹尾さんと話しました。スケルツォ第2番と英雄ポロネーズ、とても素晴らしかったです。

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by oktohru | 2017-09-19 00:05 | 音楽 | Comments(0)

SOSPIRI D'AMORE ―音楽は風の如く―

 土曜日の午後、八千代市市民会館小ホールで開催された表記の催しを楽しんできました(公式サイト)。
 オペラリア八千代の代表・伊地知理さんとウィーン国立歌劇場合唱団員・ソリストの伊地知宏幸さんが中心となって活動していて、今回が6回目との事。伊地知理さんとはFB友達で、友人の轡田(奧)さんや竹尾さんは出演するし、轡田(夫)さんと大熊さんも裏方をするということで、行かないわけにはまいりません。(笑)
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 プログラム第1部は、通常のコンサート形式で、伊地知宏幸さんつながりの音楽家の皆さんで、ピアノデュオによるシュトラウス:ジョッキーポルカ、二人のヴァイオリンによるモーツァルト:鏡のカノン、ソプラノとピアノ、ヴァイオリンによるブラームス:ジプシーの歌、最後にバリトンとピアノ伴奏によるシューベルト:歌曲「野ばら」「君こそわが憩い」「鱒」「魔王」。休憩後の第2部は、創作劇「寅はつらいよ」~夢をあきらめないで~。 第2部の創作劇が楽しそうですが、声楽曲に疎いわたし的には、ソプラノやバリトン独唱が聴ける第1部も嬉しい内容です。
 入場無料ということでしたが、会場入口前で募金をしたら缶バッチを頂きました。毎回作っているそうで、聴きに来た子供達は喜ぶでしょうね。
 まず第1部。最初に代表の伊地知理さんによる挨拶と八千代市長服部友則さんの挨拶がありました(八千代市・八千代市教育委員会の後援事業だからだと思われます)。そして演奏が始まりました。
 バリトン独唱のシューベルト。ステージ後のスクリーンに、プロジェクターで歌曲の内容を映していたのはグッドアイデアでした。途中、メディアプレーヤーを一時停止しておくところで消してしまい、同じ内容を2回観ることになったのは、舞台裏にいる友人のしわざでしょうか?^_^;
 第2部の創作劇。出演者の皆さん、楽しんで演じていたように見えました。八千代市の特産品(梨、落花生、清酒八千代桜など)がこれでもかっていうくらいセリフに入っていました。それにしても伊地知さんの演技は堂に入ってますね。轡田(奧)さんも、舞台馴れしていらっしゃるのか(度胸があるのか?)、自然な演技でびっくり。舞台の場面転換時、照明を落とした中、演奏家の皆さんが交代で(?)、挿入曲を演奏して間を持たせてくださいました。「こうもり」序曲、ウィーン奇想曲、熊蜂の飛行、美しく青きドナウ、などなど。
 2時開演で終演が4時。自転車で帰宅して、テニスレッスンにダッシュしましたが、5分ほど遅刻してしまいました。^_^;

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by oktohru | 2017-07-22 21:27 | 音楽 | Comments(0)

新日本フィルハーモニー交響楽団 第576回定期演奏会

 出張中の兄に代わって聴きに行ってきましたシリーズ最終回。今日は錦糸町にある「すみだトリフォニーホール」で行われた表記演奏会を楽しんで来ました(公式サイト)。
 今週3つ目のプロオケ演奏会。今日の演目は、イベール:「寄港地」、サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」、休憩の後ショーソン:交響曲 変ロ長調。初めて聴く曲ばかりでした。指揮は秋山和慶、ピアノ独奏はパスカル・ロジェ。見事にフランス特集でした。
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 めずらしくロビーでダブルベース2台によるプレコンサート。私の耳が悪いのか、たびたび音程が外れているように聴こえました。^_^;
 平日の夜だからでしょうか、客席は8割くらいの入り。私の両隣は空席だったので、両側のひじ掛けを占拠してゆったり聴くことができました。あいにく座席前の手すりが視界を妨げていて、ちょうど指揮者やコンマスが見えません。もう少し私の座高が高ければ問題ないのでしょうが、、。
 ステージにはハープ2台と、いろいろな打楽器が並んでいました。イベール「寄港地」は、聴いていて楽しかったのですが、あまり記憶に残りませんでした。一番気に入った曲は、サン=サーンスのピアノ協奏曲の第1楽章でしょうか。最初から楽し気なピアノでダイナミックなところもあり。残念ながら、最終楽章は意識を失っていました。協奏曲が終わって、ロジェ氏はアンコールにジムノペディを、とてもしっとりと弾いてくれました。イベールの交響曲も、賑やかで旋律も聴きやすくて良かったですが、もう忘れてしまいました。初めて聴いた曲はいつもそうなのです。

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by oktohru | 2017-07-14 23:37 | 音楽 | Comments(0)

読売日本交響楽団 第570回定期演奏会

 今夜も、出張中の兄にいただいたチケットを手に、池袋にある東京芸術劇場へ表記演奏会を聴きに行きました(公式サイト)。会場で配られた演奏会パンフレットは綺麗でステキなもの。
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 今日の演目は、前半がハイドン特集で、歌劇「真の貞節」序曲、ホルン協奏曲、オラトリオ「トビアの帰還」序曲、トランペット協奏曲。休憩後の後半はベートーヴェン:交響曲第7番。ホルンとトランペット独奏は、ダヴィッド・ゲリエが両方とも演奏するという。(^o^;  指揮は鈴木秀美。
 指揮者の鈴木氏。私はうっかりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の鈴木(雅明)氏と混同していましたが、氏の弟さんで、BCJの首席チェリストだった方なのですね。
 今日の座席は2階L列27番。この席、ものすごくイイ席でした。奇跡の席と呼びたいくらい!
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 なにがイイって、ほぼセンターなのと、L列は2階の前から3番目ですが(A列からF列は半階下なので視界に入らない)、前のJ列K列とは半分ズレていて前の座席の人の頭の間からステージ全体を見渡せるのです。他の列は、必ず前の人の頭に邪魔されるというのに!(笑)
 オーケストラは、全体に小編成でした。今回もプロオケの演奏なので、とにかく上手くて聴き惚れました。ハイドンの曲は、どれも明るくまとまっていて楽しめました。トランペット協奏曲の後、アンコールに第2楽章をもう一度演奏してくれました。後半のベト7も、気合の入った良い演奏だったと思います。ただホルンが、ところどころ妙な音を鳴らせていたのが気になりました。音程を外しているのではなく、なんかビビったような? 特別な吹き方をしたのでしょうか。

 東京芸術劇場の上階にあるコンサートホールへは、エスカレーターで行くのですが、係員が「エスカレーター上での歩行は禁止」と叫んでいて、二人分の幅があるステップにひとりずつ乗っているという不思議な光景が見られます。二人ずつ乗るように声をかけるわけにはいかないものでしょうか。

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by oktohru | 2017-07-12 23:56 | 音楽 | Comments(0)

東京都交響楽団 第836回定期演奏会Aシリーズ

 さすがプロのオーケストラ。素晴らしい演奏でした。
 出張中の兄にチケットをいただいたので表記コンサートを聴いてきました(公式サイト)。会場は上野にある東京文化会館。
 私が最後に東京文化会館に足を踏み入れたのは、たしか大学生の頃、朝比奈隆指揮によるブルックナー交響曲第2番(だったかな?)を聴いて以来なので、30年以上前の事でしょうか。じつに久しぶりでした。その間、かなり大規模に改装されたということですが、4階左側の席から見渡しても、それほど変わった印象は受けませんでした。座席の間隔が狭くてとても窮屈なのは、昔のままのようです。座席シートの色が、ところどころ不規則に変わっているのは、なんででしょう?(笑)
 指揮者のマルク・ミンコフスキ氏は、私より3つ年下の方ですが、髭をたくわえ貫禄十分。
 今日の演目は、ハイドン:交響曲第102番とブルックナー:交響曲第3番。協奏曲はありませんでした。
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 パンフにある解説によると、ハイドンの102番は「知名度は低いが屈指の名作」とのこと。初めて聴きましたが、やはり知名度の高い作品の方が満足感が大きいような。小編成で演奏されましたが、まとまりのある、しかも躍動感のある演奏でした。4階席でも、ちゃんとオーケストラの音が聴こえて良かったです。
 20分の休憩を挟んで、いよいよブルックナーの3番。パンフを見ると今日演奏するのは、なんと1873年初稿版。解説にも書かれていましたが、ウィーンフィルと初演される予定だったのに、演奏不能ということで中止になったという版。結局、ブルックナー存命中に演奏されることはなかったという。^_^; 聴きなれた第3稿(1889年)でないということで少し心配でしたが、聴き始めたら心配が現実のものになりました。それでも聴き終えて、とにかくオーケストラと指揮者がベストを尽くした素晴らしい熱演だったのは疑いようがありません。しかしこの曲は、、。盛大な拍手に答え、指揮台の上でスコアを抱きしめて、満面の笑みで聴衆にお辞儀するミンコフスキ氏を見ていて、私の心境は複雑でした。

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by oktohru | 2017-07-10 23:51 | 音楽 | Comments(0)

千葉市管弦楽団 第72回定期演奏会

 松本宗利音君の同期で、東京藝大大学院在学中の太田弦君指揮による表記演奏会が、午後2時から千葉市民会館大ホールで行われましたので、友人の竹尾さんと聴いてきました。(全自由席、チラシ割引900円)
 プログラムは、ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲とメンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」から、序曲・夜想曲・結婚行進曲、休憩後にシューマン:交響曲第1番「春」。3曲ともポピュラーですが、私はシューマンの交響曲が苦手なので、聴いて楽しめるかどうか行く前から心配でした。(笑)会場の席は8割がた埋まっていたようです。
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 まず1曲目の「リエンツィ」序曲。緊張感ある引締った演奏で、とても良かったです。動作のはっきりした太田君の指揮振りは、オーケストラをきっちりまとめているように感じました。「真夏の夜の夢」は、長い序曲の間、聴いている人たちを飽きさせないのが難しいですね。「夜想曲」では、(竹尾さんが感心していたように)ホルン奏者が長いフレーズを頑張っていました。最後に賑やかな「結婚行進曲」で締めくくられたので、会場の雰囲気は盛り上がりました。休憩後のシューマン。交響曲第1番は「春」という副題で呼ばれますが、(頭の中がお花畑の)私が持つ「春」のイメージとは全然違うようです。とはいえオーケストラの熱演で、終演後にブラボーの声も聞かれました。盛大な拍手に答えて、太田君が「1曲だけ」というジェスチャーでアンコールに「真夏の世の夢」から「ベルガマスク舞曲」を演奏して終演となりました。

 藝大同期二人の指揮について感じていることを書いてみます。
 素人の私が客席から見られるのは演奏会当日の身振りだけで、リハーサルなどで指揮者がオーケストラと向き合って音楽を作り上げていく作業は、まったくうかがい知ることができません。結果として生み出される音楽を、演奏会で味わうだけです。
 太田弦君の指揮振りは、東京藝大の学内コンサートで見た時と同様、今日もとても明快でダイナミックでした。それは大学1年生の藝祭の時から変わらない特徴です。今日の演奏会では、終演後コンミスの方を初めオーケストラのメンバーが若きマエストロにエールを送っていたように感じられました。「小柄で可愛い」なのか、「小柄でも頼もしい」なのか、興味深いところです。
 松本君の場合、大学在学中は素人目に見ても身振りが小さくておとなしいものでした。印象が変わったのは、今年3月のオーケストラモチーフの演奏会から。あのガラガラの会場を、スケールの大きな音楽で満たしてくれました。それ以来、ずっと素晴らしい演奏を聴かせてくれていて、指揮ぶりの見た目以上に成長を感じさせてくれます。彼もやはり、共演するオーケストラから信頼を得ているように見うけられます。
 在学中は、見た目の違い(身長とか雰囲気とか)で対照的だった同期の二人が、それぞれのスタイルで素晴らしい演奏を聴かせてくれるのを、これからも楽しみにしようと思います。がんばって~~!^o^

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by oktohru | 2017-07-02 20:29 | 音楽 | Comments(0)

第56回東京藝大シンフォニーオーケストラ定期演奏会

 東京藝大の学生で編成される表記演奏会は、当然のごとく平日夜に開催されます。全自由席(1500円)なので、良い席を取ろうと例によって少し早めに勤務先を出て上野の東京藝大奏楽堂に向いましたが、竹尾さんに先を越されました。ありがとう!
 今日のプログラムは、前半が武満徹作曲「ア・ウェイ・ア・ローン(A way a lone)」とシマノフスキ作曲「ヴァイオリン協奏曲」。休憩を挟んで後半はチャイコフスキー作曲「交響曲第4番」。前半の2曲は初めて聞く曲で、後半のチャイコ4番は、先日N響の演奏を聴いたばかりという組み合わせ。ヴァイオリン独奏は、澤亜樹氏(学長のお嬢様らしい)。指揮は、東京シティフィル常任指揮者で東京藝大指揮科教授でもある高関健氏。
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 学生オケだからなのでしょうか、ステージに入場してメンバー全員がお辞儀をしてから着席したのに、少しびっくり。
 武満氏の曲は、弦楽器だけで演奏されるもので、たゆたうような息の長い音楽が延々と続いて、気を失いそうになりましたが、なんとか踏みとどまりました。シマノフスキ氏のヴァイオリン協奏曲は、普通のオーケストラ編成にハープ2とチェレスタが加わった、賑やかな部分もある楽しい曲でした。澤さんのヴァイオリンは、堂々としていてしなやかな、とても立派なものでした。
 後半のチャイコフスキーの4番。とてもとても良かったです。ホルンを初め元気な金管楽器と、研ぎ澄まされたようなティンパニとシンバルのアタック。弦楽器も頑張っていました。席がステージに近いので、大きな音の洪水に身を委ねたような感覚。とても満足しました。
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by oktohru | 2017-06-30 00:55 | 音楽 | Comments(0)

川越フィルハーモニー管弦楽団 第27回定期演奏会

 今日聴いた素晴らしい演奏の余韻に浸っています。八千代市から川越市まで遠征した甲斐がありました。
 川越フィルハーモニー管弦楽団(公式サイト)の創立25周年記念演奏会とのことですが、なぜ27回?という疑問はともかく(笑)、歴史が長くても私にとっては初めて演奏を聴くオーケストラでしたから、少しドキドキしていましたが、心配することありませんでした。「川口市民文化祭」とも銘打たれていますので特別補助金でもあったのでしょうか、とても立派なコンサートパンフ。今回、松本宗利音氏が指揮をするというので駆けつけました。(全自由席、インターネット予約割引800円)
 プログラムは、ベルリオーズの2曲(「ラコッツィ行進曲」と「幻想交響曲」)の間に、ラヴェルの「古風なメヌエット」(オーケストラ版)。指揮者松本氏にとって初めての曲目ばかりなので、それも楽しみでした。
 開場して開演するまでの間に、管楽器(トランペット3、トロンボーン3.チューバ2)によるNHKドラマ主題歌のアレンジなどのロビーコンサートがありました。チューバ奏者の苦しそうなお顔を間近で。^_^;
 オーケストラのメンバーは、ベテランと若い方々と1:2くらいでしょうか?司会の女性とコンミスの豊嶌さんのプレトークの後、演奏が始まりました。会場のウェスタ川越・大ホールは、3年前に出来た新しいホールだそうですが、ほぼ満員の盛況。ステージには、ハープ2と鐘2もあるという賑やかさ。
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 1曲目の「ラコッツィ行進曲」は、こういう曲(Youtube)ですが、きっとどこかで聴いたことがありますよね?オーケストラのみなさんも演奏を楽しめたのでしょうか、ラストがバシッと決って、すごく嬉しそうでした。2曲目のラヴェルは、聴いている私の気が緩んでフッと意識を失ったところもあり、今一つピンときませんでした。圧巻は、なんといっても「幻想交響曲」。第2楽章のラストでうっかり拍手をしそうになりました。第3楽章のコーラングレとオーボエの絶妙な演奏。途中でオーボエの方がステージから舞台裏に移動したので、不思議に思った人もいたでしょうね。そして断頭台への行進全体、終楽章の打楽器と金管楽器の咆哮。どれも素晴らしかったです。(最初に鐘が鳴らなかったのはヒ・ミ・ツ)終演後の拍手の音の大きかったこと!プログラムには、ちゃんとベルリオーズ自身によるプログラムノートも掲載されていました。
 拍手に答えたアンコールは、これまたラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」。今日はベルリオーズとラヴェルのフランス・コンサートでしたね。
 それにしても今年に入ってから、松本氏の指揮する演奏会にハズレはありません。どれもオーケストラの力をいっぱいに発揮させているように感じます。指揮する身振りにとてもメリハリが利いていて、聴いているこちらにも気持ちが伝わって来るようです。次のコンサートも楽しみです。^_^

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by oktohru | 2017-06-25 20:37 | 音楽 | Comments(0)