第23回江副記念財団リクルートスカラシップコンサート

 バリバリ売出し中の若手演奏家、全員集合~!という感じの、実に贅澤な演奏会でした(公式サイト)。しかも企業のメセナ活動なのに、会社関係者が演奏会で表に出てこないという不思議なコンサート。言い方を替えるなら演奏家中心という、最も純粋な演奏会なのかもしれません。
 会場の紀尾井ホールに行くのは、私は初めてでしたが、直方体の形状ながら、丸みを帯びた内装が、ホールの雰囲気を柔かくしていました。高木さんに取って頂いた座席は、ホール床面から少し高い場所の壁側の座席で、ステージがいつもと違った角度から見通せて新鮮でした。
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 18名の出演家の皆さんは、普段ソリストとして活動しているのですが、このコンサートでは組み合わされて、室内楽6曲を演奏しました。曲目は、シューマン:ピアノ五重奏、フォーレ:ピアノ四重奏第一番、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏第一番、ブラームス:ピアノ五重奏、アレンスキー:二台のピアノのための組曲、サン=サーンス:二台のピアノのための「死の舞踏」。
 最初のシューマン。いきなり熱い演奏!第三楽章のスケルツォの熱演に、会場からは拍手が起りました。私もつられて拍手してしまいました。^_^;
 最初の休憩をはさんで三曲目のメンデルスゾーンも素晴らしかった。三重奏は各パートの聴かせどころが分かりやすくて、室内楽に馴染みのない私も演奏に没頭できました。五重奏くらいになると、目と耳が追い付かないというか。(笑)
 二回目の休憩を挟んで、ピアニスト二人による二台のピアノのための曲2つ。情熱大陸で知った反田さん。髪の毛が短くて別人かと思いましたが、やはり演奏は素晴らしかった。パートナーの阪田さんも負けていませんでしたね。 最後は、出演者全員がステージに並んで、客席からの拍手に応えました。
 午後1時に開演して4時半まで、都合3時間半にわたるコンサートは、本当に心地よい疲労感と満腹感をくれました。幸せでお腹いっぱい、みたいな。

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# by oktohru | 2017-12-16 23:01 | 音楽 | Comments(0)

伊吹有喜「BAR追分」 (ハルキ文庫)

 兄にお借りして読みましたが、兄の読書の守備範囲に驚かされました。こういうのも読むのですか!守備範囲、広過ぎです。
 これは4話からなる短編集というか、、。まあ、それなりに読んで楽しめたとは思うのですが、この本だけだと今一つ感があります。オーナーも、モモちゃんも、描き切れていないような。とはいえ、どうやらこの話は、息の長いシリーズもののようですね。だとしたら、読み続けないと仕方がない。(笑)
 私的には、第3話の「幸せのカレーライス」が一番気に入りました。


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# by oktohru | 2017-12-14 23:35 | 読書 | Comments(0)

東京都交響楽団 第844回定期演奏会Aシリーズ

 兄にチケットを頂いて表記演奏会を聴いてまいりました(公式サイト)。会場は東京文化会館。
 指揮者ヤクブ・フルシャ氏(36)は若くして都響の首席客演指揮者ですが、今週の2公演を最後に8シーズンに及んだ任期を終えるとの事です。奇しくも最後から2番目のコンサートに立ち合うことになりました。(とはいえ、これから客演することはきっとあるでしょう。)
 チェコ生まれのフルシャ氏は、この2公演の演目にチェコの作曲家マルティヌーの交響曲1番と2番を、ブラームスの同番号の交響曲と組み合わせています(今夜は2番、土曜日は1番)。どうしてブラームス?と思いましたが、昨年から4番と3番を演奏していたからみたいです。これでブラームス交響曲全集完成?(笑) 演奏時間の関係で、今日はドヴォルザークの序曲「オセロ」も演奏されました。結局ブラ2以外は初めて聴く曲でした。
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 演奏会パンフレットによると、ドヴォルザークの序曲というのは、「自然と人生と愛」三部作のことで、歌劇の序曲とは違うみたい。作曲されたのは交響曲第8番の後なのですが、聴いた感じはもっと若い頃の曲みたいでした。曲の最後がシュパパッ!という歯切れのよい終わり方で、面白かったです。
 続けて聴いたマルティヌーの交響曲第2番は、打楽器がティンパニ以外に大太鼓と小太鼓、シンバルに銅鑼、それからハープにピアノと大編成!4楽章あったはずですが、覚えていることと言ったら、フィナーレが賑やかに終わったのが印象的だったことくらいでしょうか。初めて聴いた曲って、すぐに忘れてしまって思い出せませ~ん!
 20分の休憩の後、シューリヒトの演奏で聴き馴染んでいるブラームスの交響曲第2番。ステージの上を見ると、マルティヌーの時に比べて、ずいぶんこじんまりとした編成になってしまいました。その中では、コントラバスが8台あるのが目を引きますね。さあ、どんな演奏になるのかな?
 第1楽章は、曲自体がそうなのかもしれませんが、果てしなく続く曲に思えました。音楽の波に溺れて意識を失いそうになるような。(笑) むしろ第2楽章が、ひょっとしてフルシャ氏のお気に入りなのか、ずいぶん思い入れたっぷりで気合の入った演奏でした。そして何と言ってもフィナーレ。最後に期待通り大音響を聴かせてくれました。オーケストラの向い側からの反響が聴こえてきました。拍手大喝采!さすがプロオケ!!
 東京文化会館の5階席というのは、思ったよりも快適でした。なにより見晴しがイイ。(笑)「天井に近い席」と呼びたくなります。目の前が天井というのも面白いですね。
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# by oktohru | 2017-12-12 00:02 | 音楽 | Comments(0)

高田大介「図書館の魔女」(講談社)

 単行本の上下巻、あわせて1450頁くらい?(笑)
 最初ビビりましたが、読み始めると止まらなくなる面白さです。しかしその舞台がこの地球とは、、。
 (今は文庫化されているようです。)


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# by oktohru | 2017-12-07 23:15 | 読書 | Comments(0)

ヨコハマベイフィルハーモニーWinter Concert 2017

 表記のコンサートを聴いて来ました(公式サイト)。会場は、鶴見の潮田地区センター体育館。ここに来るのは、今回が4回目でしょうか。演奏曲目は、ビゼー:カルメン組曲から6曲と、ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」から第4楽章。入場料は無料。
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 今でこそ「合唱」の第4楽章を全部演奏するようになりましたが、一昨年は独唱がバリトンだけでほんの一部だけでしたっけ。ソリストが4人そろったのは昨年からです。
 その昨年の第九。体育館の音響効果のせいか、オケとの距離が近いせいか、とにかく音の塊をまともに浴びせかけられるような音楽体験でした。その感動を再び、ということで開場1時間前に地区センターロビーに到着。無事に会場へ一番乗りすることが出来ました。座席はコンミスの真横。
 最初に女性司会者(かつ合唱団員)の挨拶で始まり、指揮者松本シューリヒトによる曲目解説のあと「カルメン組曲」が演奏されました。オーケストラコンサートが初めてという人も多く、曲間にも拍手が起りましたが、意外と自然に思えました。
 いよいよ第九。バリトンの増原氏は、一昨年から参加していて、合唱指導も引き受けているとの事。演奏に先だってお話なさいましたが、結構面白くて受けていました。そして他のソリストとYBP第九合唱団2017が入場。今年の合唱団は総勢100名とのことで、昨年より20名ほど増えたようです。これは楽しみだ。^_^
 演奏を聴き終えて、やはり今回も最高の第九でした。オーケストラと合唱の声が大きく響いて、体育館の床が音で震えるのが身体に伝わってきました。よかったよかった!^o^
 今回は、アンコールみたいな形で、最後に「横浜市歌」も演奏され、合唱団だけでなく聴衆も声を合せて歌いました。そういえば私の住む八千代市にも、市歌はあるのだろうか、、?

 12月17日(日)には、午後2時から横浜港大さん橋国際客船ターミナルで再び第九の第4楽章を演奏される予定です。こちらの方が本番なのでしょうけど、今日の演奏で充分滿足させて頂きました。ありがとうございました。


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# by oktohru | 2017-12-02 22:32 | 音楽 | Comments(0)

娘の一人暮らし

 4月に生物系の研究室に入った修士1年の娘は、終電に乗り遅れて研究室に泊まる事が多く、なにより片道2時間近い通学も負担になっていたようです。そこで(今頃ですが)大学近くのアパートを借りることになりました(4.5畳+バス・トイレ・キッチン)。今日は、自宅から車で荷物を運びました。妻と息子(弟)も一緒に。
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      (↑持ち込んだホットカーペットを敷いたところ)
 これで実験が遅くなっても、歩いて寝床に帰られるので、身体への負担は大幅に軽減できることでしょう。一人暮らしへの憧れも実現できて、嬉しいかな?
 近くのつけ麺屋でお昼。この後、布団を買いに近所のお店に行きました。
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# by oktohru | 2017-11-26 16:50 | 日々の雑記 | Comments(0)

井上ひさし「本の運命」(文藝春秋社)

 兄にお借りしたのは単行本ですが、今は文庫本になっているようです。
 分厚い「吉里吉里人」がベストセラーになったのは、私が大学生の頃だったでしょうか。しかし私が井上氏の本を読むのは、実は本書がはじめてかも。(笑)
 子供の頃の回想から始まり、本や読書、図書館に関するいろいろなエピソードが楽しい本です。

本の運命 (文春文庫)
 

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# by oktohru | 2017-11-23 18:51 | 読書 | Comments(0)

ル スコアール管弦楽団第43回演奏会

 毎回聴きに行くのが楽しみなル スコアール管弦楽団の演奏会(公式サイト)。いつもアマチュアとは思えない素晴らしい演奏を聴かせてくださるオーケストラです。今回の演奏曲目は、なんとマーラー交響曲第3番。マジか。(笑)
 会場は、例によってすみだトリフォニーホール。指揮はいつもの田部井氏ではなく松岡 究(はかる)氏で、メゾソプラノ三宮美穂、武蔵野合唱団とフレーベル少年合唱団の共演という大編成。
 会場は例によってほぼ満員。今日は久し振りに奥さんと一緒で、会場にはいつもより遅く着きましたが、早くに並んで下さった竹尾さんのおかげで、1階の良い席に座れました。今日は大熊さんも加わって総勢4人で聴きました。兄は都合がつかず残念。
 ステージにはオーケストラと武蔵野合唱団(女声)が並んで、ほぼ満員状態。どきどきしながら指揮者の登場を待つうちに、小柄な松岡氏が登場して演奏が始まりました。
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 第1楽章は出だしの大音響ホルンが朗々と鳴り響いて、素晴らしい演奏会になるという予感がしました。コンミスの独奏も、凛として美しい音色でした。30分近い楽章ですが、時々ものすごく賑やかになるせいか(笑)眠りに落ちることもなく、やがて圧倒的な大音響の中、素晴らしい終結部に鳥肌が立ちました。思わず拍手したくなりましたが、誰もしなかったので我慢しましたが。
 第2楽章、第3楽章ともに良かったですが、とくにホルンのソロがパイプオルガン横の高い位置から参加するというのが、とてもステキな演出でした。(スコアに指示があるのでしょうか?)
 第3楽章が終わって、ステージにはメゾソプラノの三宮美穂さんが、パイプオルガンの前にフレーベル少年合唱団が登場。
 声楽の入った第4・5楽章は、なんとなくあっという間に終わってしまったような気がしましたが、それだけこちらの気持が引きこまれていたということでしょうか。最初は手許の演奏パンフレットに印刷されている歌詞を目で追っていましたが、やはり途中からステージに切り替えました。
 終楽章はオーケストラだけ。しかし、充実した音の洪水で身体が痺れそうな感覚になりました。
 今日のコンサート。なんて素晴らしい演奏に立ち合っているのかと、聴きながら我が身の幸運を感じました。オーケストラにとっても、なかなか演奏する機会のない難曲だと思いますが、ここまで素晴らしい演奏を聴かせてくれて、本当に有難うございました!

P.S. そもそもこの曲を通して聴いたことがなかったので、前日の夜に奥さんと一緒にバーンスタイン指揮による録音を聴いて予習しましたが、いや実に長大かつ演奏が大変そうな曲です。聴く方も、集中力がどこまで続くのかちょっと心配になりました。

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# by oktohru | 2017-11-19 20:44 | 音楽 | Comments(0)

松崎有理「架空論文投稿計画」(光文社)

 昨日に続いて、兄にお借りした本を讀みました。(大正文学の入力をしているので、うっかりすると旧漢字になってしまう!)
 これは、非常にたいへん面白い。(笑)
 研究者が読むと「うんうん」とうなずける内容の多いこと。なにより、挿入されている11篇の架空論文が面白い。さすがだなあ、松崎有理さん。

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# by oktohru | 2017-11-17 23:05 | 読書 | Comments(0)

松崎有理「5まで数える」(筑摩書房)

 兄にお借りして読みました。久しぶりに本を1冊読み切ったような。
 6つの短編で構成されています。ウチ2つは、疑似科学バスターズの続き物。
 やはり表題作の「5まで数える」が、私は一番好き。「砂漠」は、シチュエーションは珍しいけど、終わり方も含めてイマイチか。作者としては、これまでの作品と違った感じですね。

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# by oktohru | 2017-11-16 23:45 | 読書 | Comments(0)