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普及が目的?

 「一家に1枚周期表」というキャッチフレーズで、文部科学省が一般向けの周期律表を作成・配布したのは、昨年の事です。その前年に、理研で113番元素が発見されたことがきっかけだと思います。
 現在、その周期律表の配布を科学技術広報財団が請け負っているようです。お値段は1枚100円(送料別)。私も授業で学生達に配ろうと考えて20枚ほど注文しました。
 気になったのは頒布案内に書かれた次の文章です。
 「なお、こちらから配布いたします周期表は、皆さんへ普及することを目的としていますので、転売等されないようお願いいたします。」
 普及することが目的なら、転売されても構わないように思います。いや、転売して儲けが出るには、仕入れ価格(1枚100円)よりも高く売るということですから、誰もそんなところから買わずに、この財団から購入するでしょう。正しい注意書きは、「転売」ではなく「複製販売」だと思われます。それでも頒布目的が、(財団の収入ではなく)普及だったら、別に構わないのではないでしょうか。
by oktohru | 2006-06-06 08:07 | 日々の雑記 | Comments(0)


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