東京都交響楽団 第836回定期演奏会Aシリーズ

 さすがプロのオーケストラ。素晴らしい演奏でした。
 出張中の兄にチケットをいただいたので表記コンサートを聴いてきました(公式サイト)。会場は上野にある東京文化会館。
 私が最後に東京文化会館に足を踏み入れたのは、たしか大学生の頃、朝比奈隆指揮によるブルックナー交響曲第2番(だったかな?)を聴いて以来なので、30年以上前の事でしょうか。じつに久しぶりでした。その間、かなり大規模に改装されたということですが、4階左側の席から見渡しても、それほど変わった印象は受けませんでした。座席の間隔が狭くてとても窮屈なのは、昔のままのようです。座席シートの色が、ところどころ不規則に変わっているのは、なんででしょう?(笑)
 指揮者のマルク・ミンコフスキ氏は、私より3つ年下の方ですが、髭をたくわえ貫禄十分。
 今日の演目は、ハイドン:交響曲第102番とブルックナー:交響曲第3番。協奏曲はありませんでした。
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 パンフにある解説によると、ハイドンの102番は「知名度は低いが屈指の名作」とのこと。初めて聴きましたが、やはり知名度の高い作品の方が満足感が大きいような。小編成で演奏されましたが、まとまりのある、しかも躍動感のある演奏でした。4階席でも、ちゃんとオーケストラの音が聴こえて良かったです。
 20分の休憩を挟んで、いよいよブルックナーの3番。パンフを見ると今日演奏するのは、なんと1873年初稿版。解説にも書かれていましたが、ウィーンフィルと初演される予定だったのに、演奏不能ということで中止になったという版。結局、ブルックナー存命中に演奏されることはなかったという。^_^; 聴きなれた第3稿(1889年)でないということで少し心配でしたが、聴き始めたら心配が現実のものになりました。それでも聴き終えて、とにかくオーケストラと指揮者がベストを尽くした素晴らしい熱演だったのは疑いようがありません。しかしこの曲は、、。盛大な拍手に答え、指揮台の上でスコアを抱きしめて、満面の笑みで聴衆にお辞儀するミンコフスキ氏を見ていて、私の心境は複雑でした。

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by oktohru | 2017-07-10 23:51 | 音楽 | Comments(0)


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