千葉市管弦楽団 第72回定期演奏会

 松本宗利音君の同期で、東京藝大大学院在学中の太田弦君指揮による表記演奏会が、午後2時から千葉市民会館大ホールで行われましたので、友人の竹尾さんと聴いてきました。(全自由席、チラシ割引900円)
 プログラムは、ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲とメンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」から、序曲・夜想曲・結婚行進曲、休憩後にシューマン:交響曲第1番「春」。3曲ともポピュラーですが、私はシューマンの交響曲が苦手なので、聴いて楽しめるかどうか行く前から心配でした。(笑)会場の席は8割がた埋まっていたようです。
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 まず1曲目の「リエンツィ」序曲。緊張感ある引締った演奏で、とても良かったです。動作のはっきりした太田君の指揮振りは、オーケストラをきっちりまとめているように感じました。「真夏の夜の夢」は、長い序曲の間、聴いている人たちを飽きさせないのが難しいですね。「夜想曲」では、(竹尾さんが感心していたように)ホルン奏者が長いフレーズを頑張っていました。最後に賑やかな「結婚行進曲」で締めくくられたので、会場の雰囲気は盛り上がりました。休憩後のシューマン。交響曲第1番は「春」という副題で呼ばれますが、(頭の中がお花畑の)私が持つ「春」のイメージとは全然違うようです。とはいえオーケストラの熱演で、終演後にブラボーの声も聞かれました。盛大な拍手に答えて、太田君が「1曲だけ」というジェスチャーでアンコールに「真夏の世の夢」から「ベルガマスク舞曲」を演奏して終演となりました。

 藝大同期二人の指揮について感じていることを書いてみます。
 素人の私が客席から見られるのは演奏会当日の身振りだけで、リハーサルなどで指揮者がオーケストラと向き合って音楽を作り上げていく作業は、まったくうかがい知ることができません。結果として生み出される音楽を、演奏会で味わうだけです。
 太田弦君の指揮振りは、東京藝大の学内コンサートで見た時と同様、今日もとても明快でダイナミックでした。それは大学1年生の藝祭の時から変わらない特徴です。今日の演奏会では、終演後コンミスの方を初めオーケストラのメンバーが若きマエストロにエールを送っていたように感じられました。「小柄で可愛い」なのか、「小柄でも頼もしい」なのか、興味深いところです。
 松本君の場合、大学在学中は素人目に見ても身振りが小さくておとなしいものでした。印象が変わったのは、今年3月のオーケストラモチーフの演奏会から。あのガラガラの会場を、スケールの大きな音楽で満たしてくれました。それ以来、ずっと素晴らしい演奏を聴かせてくれていて、指揮ぶりの見た目以上に成長を感じさせてくれます。彼もやはり、共演するオーケストラから信頼を得ているように見うけられます。
 在学中は、見た目の違い(身長とか雰囲気とか)で対照的だった同期の二人が、それぞれのスタイルで素晴らしい演奏を聴かせてくれるのを、これからも楽しみにしようと思います。がんばって~~!^o^

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by oktohru | 2017-07-02 20:29 | 音楽 | Comments(0)


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