酒井邦嘉「脳を創る読書」じっぴコンパクト文庫(実業之日本社)

 著者は物理学科出身の脳科学者。
 脳を創るというと大げさに聞こえますが、物理や数学の問題を解くのに限らず、人の話や文章の意味を正しく理解するためにも、想像力を働かせる必要があり、そうした「わかる」能力を育むためにはどうしたらよいのか。「読書を通して想像力を培うことができれば、言語能力も同時に鍛えられる。すると、言語能力に裏打ちされた思考力が確かなものになる。」(142頁)とありますが、電子書籍や電子教科書も使い方の工夫次第だとありますので、結局しごく妥当なところで落ち着いているような。(笑)

 話の本筋から外れますが、英語の筆記体を中学校で教えなくなったという話。著者は筆記能力の退行であると指摘しています。じつは長男が中学校に入学した時、学校で英語の筆記体を習っていないというので、得意がって息子に教えたら、あまり上手くない筆記体で答案に記入したせいか減点されたとか。もっと鍛えるべきだったのか、、。(苦笑)


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by oktohru | 2017-02-09 16:11 | 読書 | Comments(0)


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