下村英世「Mr.Qの呆言録」

 85篇のエッセイから成る本書は、本屋さんでは手に入りません。
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 私が大学生の頃、天文学科の友人と天文ファンの同人誌「星明(ほしあかり)」を作りました。その時の会員のおひとりMr.Qの個人出版物です。私より25歳も年上の方ですが、天文雑誌に掲載されていた投稿文を拝見して入会をお誘いしました。以来「星明」の連載文の中でも人気があって、商業天文雑誌で「星明」が取り上げられると、紹介されるのは決まってエッセイ「Mr.Qから」でした。あれから30年以上がたち、これが最後とばかりにMr.Qから送られてきたのが本書です。ちなみに「星明」は6年間続いて、最後は第15号でした。
 Mr.Qにお会いしたのは、実は一度きりです。私が社会人になってから、九州の会員の方が上京するという時に声をおかけして、たしか池袋辺りで集まった記憶があります。
 本書を読ませていただいて、「星明」当時に感じたMr.Qの文章の味わいを思い出しました。巻頭の「初めに」には「関係のあった人々へのラストメッセージ」と書かれていますが、これだけしっかりとした字でエッセイが書けるうちは、まだまだお元気でいられるだろうと思います。続巻希望!
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by oktohru | 2016-10-02 15:01 | 読書 | Comments(0)


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