強風の中、おいそがしの兄に代わって、久しぶりにプロの演奏を聴いてきました。
演奏プログラムは、どういうわけかスコットランド一色。ドビュッシー「民謡の主題によるスコットランド行進曲」、ブルッフ「スコットランド幻想曲」、休憩をはさんでメンデルスゾーン「交響曲第3番《スコットランド》」。ひょっとして、指揮者の準・メルクル氏がロイヤル・スコティッシュナショナル管と細川俊夫のアルバムをリリースしているからでしょうか?謎です。 ドビュッシーもブルッフも清々しい音楽で、そうかスコットランドってこんな感じなんだと勝手に想像しましたが、どちらの作曲家も作曲した時点ではスコットランドへ行ったことがなかったという。(笑) 当時の大陸人はスコットランドにこういう印象を抱いていた、ということなのですね。ブルッフの第3楽章は、とてもポピュラーな曲。ヴァイオリン独奏の豊嶋泰嗣氏は、オーケストラのソロ・コンサートマスター。 休憩後のメンデルスゾーン。クレンペラー指揮の演奏に聴きなじんでいるので、この曲だけ暗いのかなと思いましたが、メルクル氏の指揮は軽快な印象。楽章間も、ほとんど間をとらずに続けて演奏しました。そういえばメルクル氏。譜面台を置かないで指揮していましたので、向かい側のP席から観ていると不思議な感じ。最近の小沢征爾氏っぽく見えました(指揮棒はお持ちでしたが)。そういえば小沢征爾氏に師事していたことがあるそうですが、関係あるのかないのか。 久しぶりのプロオケ。やはり上手い。特に違いを感じるのはホルン。今日の演奏では、その音色を楽しむことが出来ました。アマオケだと冷や汗をかくことが多いですが。
by oktohru
| 2016-04-29 23:59
| 音楽
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