第17回東京国際音楽コンクール〈指揮〉

 子供の頃から特にこれといった特技の無かった私は、コンクールというと小学校の写生大会くらいしか思いつきませんが、なんと今日はプロの指揮者を目指す方々が参加するコンクールを観に行ってきました。その名も「第17回東京国際音楽コンクール〈指揮〉」。会場は「題名のない音楽会」でおなじみの東京オペラシティーコンサートホール。
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 上記サイトによると、3年ごとに開催されるこのコンクールは、アジアで唯一の国際コンクールとのことですが、アジアだけでなく世界中から参加者の応募があります。第17回目の今回は、40ヶ国から239名の応募があり、そのうち15名が第一次予選に参加。今日は第二次予選2日目で、第一次予選を通過した8名のうちの半数(4名)の演奏を聴くことができました。
 参加者のプロフィールを見ると、すでに別のコンクールで入賞したり、プロオーケストラと共演していたり、なかなかレベルの高いコンクールです。
 審査員は、N響正指揮者の外山雄三氏をはじめ国内外から8名。ホール客席前方の広い部分のあちらこちらに散らばっていました。
 気になる賞並びに表彰金ですが(笑)、第1位・2位・3位:表彰状、メダル、表彰金200万円・100万円・50万円。それ以外にアサヒビールからの表彰金(50万円・30万円・20万円)など。入賞者以外の入選者には、表彰金15万円。表彰金以外にも、来年5月にプロオーケストラとのデビューコンサートが開催されるという特典もあります。
 さて第二次予選の課題曲は、三善晃作曲:管弦楽のための協奏曲、リスト作曲:交響詩「レ・プレリュード」、そしてサン=サーンス作曲:序奏とロンド・カプリチオーソの三曲。いちばん有名なのはサン=サーンスの曲でしょうか。これはヴァイオリンのソリスト(成田達輝氏)との共演です。前二曲を前半に、サン=サーンスを後半と分けて演奏するのですが、あくまで指揮者としてオーケストラの力を引き出すための手腕を見るのが目的なので、演奏を途中で止めて修正したり、あるいは最後まで演奏した後に修正個所をやり直したり、やり方は参加者に任されていました。ただし、制限時間に達すると照明が落とされるという趣向になっていて、実際に演奏途中で暗くなって苦笑いした人もいました。
 それにしても、かなり経験を積んでいる参加者でさえ、コンクールではとても緊張するのですね。慌てふためく様子を見ると、切なくなりました。今日指揮した4名の中から二人が本選に進みました。おこがましくも私が付けた順位(1,2,3,4)のうち、2と4の方々でした。素人の私が当てられるわけありませんね。
 本選は18日日曜日。当日券も発売されますので、ご興味のある方はぜひどうぞ。

 ちなみに、前回は入賞者なしでした。(苦笑)
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by oktohru | 2015-10-15 23:32 | 音楽 | Comments(2)
Commented by レモンティー at 2015-10-16 11:02 x
同じ日に見に行きました。
私も素人ですが…、観客の拍手の大きさや演奏者の反応からも間違いなく日本人女性が通過すると思ったのですが、音楽の世界は難しいですね。
彼女の指揮をぜひまた見てみたいものです。
突然のコメント失礼しました…
Commented by oktohru at 2015-10-22 23:47
はじめまして。コメントをありがとうございます。
たしかに、彼女は観客を引き込んでいましたね。あの時、どうしてあんなに慌てていたのか不思議に思います。1次予選をご覧になった人によると、1次ではそんなことなかったようですし。
ともあれ、数少ないチャンスみたいですから、当事者には、審査結果は重かったでしょうね。


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