新日本フィルハーモニー交響楽団 室内楽シリーズX

 音楽家たちの饗宴2013/2014 第7回

 忙しい兄に代わって、すみだトリフォニーホール小ホールで聴いてきました。
 開演は7時15分ですが、7時から恒例のプレトーク。以前はヴァイオリンの篠原さんが流ちょうな話術で楽しませてくれましたが、今はコントラバス奏者の村松さんがなさっているのですね。村松さんの曲目解説も良かったです。このコンサートのために村松さんが編曲した「ジークフリート牧歌」についてのお話で、昨年7月に大野和士氏の指揮で演奏したツィンマーマン「ユビュ王の晩餐のための音楽」に、この「ジークフリート牧歌」のうち3小節が挿入されていて驚いたとのことです。その演奏会には私も聴きに来ていましたが、さすがに気づきませんでしたよ(当たり前)。プレトーク最期をホール全員の三三七拍子で締めたのは、お客さんに一体感が生まれて良いアイデアでした。
 今夜の曲目は、ルーセル「フルート、弦楽三重奏、ハープのためのセレナード」、ワーグナー「ジークフリート牧歌」のコントラバス四重奏版(村松さんが編曲)、モーツァルト「弦楽四重奏曲第14番」の3曲でした。

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 ルーセルの曲を聴くのは初めてでした。うっかりバロックの作曲家パーセルと勘違いしましたが(苦笑)、ラヴェルと同時代のフランスの作曲家ということでした。いやー、出だしこそ散漫な印象の演奏でしたが、だんだんノッてきたようで、終わってみれば今日一番の演奏だったのではないでしょうか?
 2曲目の「ジークフリート牧歌」は、さすがにコントラバスだけで無理があったのではないでしょうか?編曲した村松さんも精一杯音域を広くしたとお話でしたが、聴きながらオーケストラ版のメロディーを脳内でなぞりながら聴けばなんとか聴けますが、ただこの演奏だけを聴いていたら、延々とドロドロした音が続くので、聴くのがつらいのではないかと心配になりました。(^_^; 演奏後、拍手にこたえて4人ともステージに出てくるのですが、その都度コントラバスをかかえて行ったり来たりするわけで、重い楽器は大変だと思いました。(^o^)
 3曲目は有名な「ハイドンセット」のひとつ。聴けば誰もが「どこかで聴いたことがある」曲です。なんとなくまとまらない演奏に聴こえてしまいました。
 演奏終了後、なんとアフタートークもありました(ポストトークとは言わないようです)。
 村松さんと、首席コントラバス奏者の渡邊さんが、漫談風に今日の演奏や新日本フィルの音楽について話してくださいました。村松さんが藝大で2年先輩とのこと。コントラバスパートが難しい「ユビュ王の晩餐のための音楽」をこの夏再び演奏するということで、挿入されている「ジークフリート牧歌」の3小節を見つけに、ぜひ聴きに来るよう宣伝なさっていました。

 終演午後9時。


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by oktohru | 2014-06-11 23:28 | 音楽 | Comments(0)


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