野呂邦暢「愛についてのデッサン」(みすず書房)

 兄に借りた単行本。副題が「佐古啓介の旅」とあるように、父の跡を継いだ26歳の古書店主が主人公の、6つの短編からなっています。3番目の「若い砂漠」だけ、他のアンソロジーですでに読んだことがあるのに気づきました。面白くて、往復の通勤電車で読み終えました。
 読んでみて、主人公の古書店主が26歳というのが、ちょっと内容に合っていないように感じましたが、まあ年齢に対するイメージは、人それぞれでしょうか。
 作者の野呂邦暢氏は、長崎生まれ。20歳で佐世保陸上自衛隊に入隊。37歳の時に、自衛隊での体験を基にした作品「草のつるぎ」で第70回芥川賞を受賞したが、42歳で心筋梗塞により急逝。
 私はどこかで氏の名前を見て知っていましたが、どこで見たのか思い出せません。作品リストを見ても、読んだものはありませんから、きっとどなたかのエッセイか何かの中で見たのでしょう。

愛についてのデッサン――佐古啓介の旅 (大人の本棚)

(追記)多分、荻原魚雷さんのブログかな?
http://gyorai.blogspot.jp/


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by oktohru | 2014-05-22 23:07 | 読書 | Comments(0)


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