田川研「虫屋の虫めがね」(偕成社)

 田川氏の第1作。先日読み終えた「虫屋のみる夢」は第2作でしたので、初期の文章をまとめた第1作では、文章がずいぶん違うのではないかと思って読みましたが、予想は見事に裏切られました。最初から、楽しい文章をお書きになっていたのですね。
 トンボ大臣は、どうして大臣と呼ばれているのか、なにかはっきりとした理由があるのかと思いましたが、こちらも、違いました。最初こそ「とんぼ研究家」と呼んでいますが、3,4ページほどすると「音声学教授兼トンボ大臣」となり、やがて「トンボ大臣」に収束しちゃいました。それでも、ケンさんがどれほどトンボ大臣にたいして「瀬戸内海よりも深い信頼と尊敬の念をいだいている」ことが、そこかしこに述べられていますので(笑)、大臣と呼ぶのは自然なことなのでしょう。
 さあ、第3冊目も読まないと!
虫屋の虫めがね
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by oktohru | 2011-11-03 13:53 | 読書 | Comments(0)


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