ベートーヴェン・プロジェクト

 ブリュッヘン指揮新日本フィルの演奏会を、兄の代理で聴いてまいりました。
 第3回に当たる今日の演目は、交響曲第6番「田園」と第7番の2曲。ブリュッヘンというと、古楽器の演奏というイメージがありますが、新日本フィルとの共演ですから、普通の楽器なんでしょうね。しかし小編成で配置も普通とはちょっと違うようでした。ティンパニは向かって右手に、コントラバス3本は左手に。第1・第2ヴァイオリンは対向配置で10人ずつ。ヴィオラとチェロは正面。
 小編成のせいか音量が小さくて、あたかもアンプを絞って聴いているかのような。席が3階の後ろから3列目のせいもありますが。
 私は「田園」の第2楽章が好きなのですが、木管の掛け合いがきれいで、特に1stクラリネットの女性が目立っていました。ティンパニの響きも良かったです。「田園」が終わって休憩に入るまでの間に、あちらこちらから大きな欠伸が聴こえました。気持良く眠っていた人が多かったのかもしれません。
 第7になって、音量が上がったのか曲の雰囲気の違いか私の耳が慣れてきたのか、音が大きく聴こえました。しかし、今度は私の意識が、時として朦朧としてきました。特に第2・3楽章で、古楽器演奏のように、波のように音に強弱をつけるところが気になりました。それでも最終楽章は、好い感じで高揚感が感じられてきました。ところが!終盤あと1分あたりの時に、わたしの斜め前の席の人が、その前の席に足を当てたのか、その席の人が後ろを振り返って睨んだのが私の目に入ってしまい、気が逸らされてしまいました。うーーーん、残念。
 指揮者のフランス・ブリュッヘン氏は、たどたどしい歩みですが、杖を使うこともなく、ゆっくりと舞台と袖を往復して、拍手に応えていました。
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by oktohru | 2011-02-17 00:04 | 音楽 | Comments(2)
Commented by ご存じより at 2011-02-17 18:46 x
実演を聴きに演奏会に行く問題点はそこですね。自分のコンディションばかりではなく、周囲にどんな人が座るかで、せっかくのコンサートが台無しになることがあります。楽曲解説パンフレットをめくる音も気になるし、バッグの中を探って音を立てている人がいたり。コンサート会場の座席はたいていきついので、組んだ足をほぐすときに座席に当てられたりして、かなり響きます。先日のコンサートでは耳元で「ブラヴォー!」とやられて、びっくりして、余韻も何も味わうことができませんでした。せっかくの名演だったのに(だから、ブラヴォーも出たわけですが)。かといって、「ブラヴォー!」と叫ぶのをやめろとも言いにくい。ぼくには「ブラヴォー!」と叫ぶ人は自己顕示欲の強い人間としか思えません。本当に感動したら声も出ないよ。
Commented by とおる at 2011-02-18 16:22 x
「田園」が終わって、やはり「ブラヴォー!」が出ました。終楽章の余韻を、もののみごとにかき消してしまっていました。


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